【 取材時の為替レート: 1USドル = 約4,100カンボジアリエル = 約124円 】
※カンボジアではUSドルが広く通用しています
カンボジアで観光ついでに銀行口座をつくる日本人が急増中!
皆さんチョムリアプ スーア(こんにちは)!
路地ウラ景気ウォッチャー・カンボジア担当の「げん 改め けん」でございます。
日本ではお盆休みも終わってしまいましたね。長期休暇明けはリズムを取り戻すのが大変だと思いますが、9月にはすぐシルバーウィークが控えていますので、それを励みにお仕事を頑張っておられる方も多いのではないでしょうか?
実は9月のシルバーウィークは祝日と土日が上手く重ならないと大型連休にはならず、今年はなんと6年ぶりの実現!しかも次に9月が大型連休となるのは2026年の見込みとのことで、来月のシルバーウィークはかなり貴重のようですね。
そんな大型連休を利用して、カンボジア旅行を計画する方も増えています!
大手旅行会社のJTBが発表した「シルバーウィーク海外パッケージツアー人気方面ランキング」では、カンボジアが昨年比1933%増で堂々の1位となっていました。カンボジア在住の僕としては、多くの方がカンボジアへ来ていただけるのは嬉しい限り。
でも、まだシルバーウィークの予定を立てていない方も大勢いらっしゃいますよね?そんな方に、僕が大型連休の過ごし方としてオススメしたいのが、カンボジア旅行のついでに銀行口座を開設するプラン。
「海外旅行で口座開設」というと、ちょっとピンと来ない人もおられると思います。でも最近は、日本からカンボジアへ口座開設に来られる方が増えているんですよ!
海外で口座をつくる日本人が増えている理由って?
海外口座を作る理由としてまず挙げられるのが、その金利の高さです。
日本のメガバンクの定期預金なら金利は0.025%程度ですから、仮に100万円を1年預けても受取り利息は税引き後で200円。これは時間外に2回ATMを利用すれば、すぐに赤字となってしまう金額です。
それに比べて海外なら5~10%程度の金利もざらに見つけることができますから、その差は歴然です。もちろん金利が高い国はそれなりのリスクを伴いますが、日本の銀行だって安全とは限りません。
最近は日本の財政破綻を危惧して「資産を分散させたい」というお声もよく耳にします。税収より赤字国債の発行額が大幅に上回り、少子高齢で社会保障費がどんどん膨らみ続ける現状では、不安になるのも無理はありません。
ギリシャの預金封鎖も「近い未来、日本にも起こりかねない事態だ」と、不安を加速させるのに十分なインパクトでした。
さらに来年1月から始まるマイナンバー制度が、日本人の海外口座開設を加速させているようです。今年10月、全国民に12桁の個人番号が通知され、来年からはいよいよマイナンバー制度が導入されます。
この制度によって役所での手続きが簡略化されたり、今まで必要だった高額医療費や介護費の立て替えが不要になるなど生活レベルで便利になることは多そうです。何より収入と税金の情報がリンクされることで、脱税や不正受給の減少が期待されています。
とはいえこうしたメリットがある中で、この制度を手放しで歓迎しにくいのがセキュリティの問題や制度自体の不透明感ではないでしょうか。
時期も導入も不確定ながら、将来的にマイナンバーは、個人の預金情報、投薬・受診歴、犯罪歴など、多岐にわたる情報との紐付けが計画されているようです。
これらがどう運用されていくのかはまだ未定ですが、一部には「マイナンバーは貯蓄税や預金封鎖の序章だ!」といった危惧もあります。その真偽は定かではありませんが、リスクを分散させる意味でも預金の一部を海外の口座に預けておくのは悪い選択肢ではない、というわけです。
Next: 日本とどこが違う?「カンボジア銀行口座」のメリットとデメリット
路地ウラウォッチャー – げん 改め けん
日本で結婚して、たった半年でカンボジアへ単身渡航。彼いわく、結婚3ヶ月で奥さんのご両親に「カンボジアに行きます」と挨拶したことが、人生で最も緊張した瞬間とのこと。男にはやらなきゃいけない時があるとはいえ、本当に今だったのか!? それを証明する為にも、行け!「げん 改め けん」! 働け!「げん 改め けん」!!
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