11月28日のパウエル講演にも注目!パウエルFRB議長は念を押しへ?
今週の市場関係者は「パウエルFRBの金融緩和政策への大転換」をもっとはっきりと見定めようと、28日のパウエルFRB議長のNY講演を固唾をのんで待っています。
11月30日からのブエノスアイレスでの米中首脳会談を二日後に控えての「パウエルNY講演」です。
トルネードの嵐が吹く中、ただでさえナーバスになって疑心暗鬼に陥りやすい株式市場を前にして、パウエルFRB議長はもっと「明快な示唆」「明快な安心材料」を与えることでしょう。
「ここのところの原油安の影響もあって、インフレ期待が急低下している。2019には利上げを打ち止めるなどの金融緩和政策へと大転換する」可能性について、28日のパウエル議長は15日よりももっと明快に語るのではないでしょうか?
この28日の「パウエル講演」が引き金となって、「ドル安のメガトレンド」がもっとはっきりと始まるのではないでしょうか?
すると、「ドル安ユーロ高」「ドル安新興国通貨高」「ドル安日欧株高」の流れがもっと明確になることでしょう。
日本円の場合はいくばくか円高が始まるかもしれませんが、ほかの通貨が高くなるので、それほどの「ドル安円高」には至らないでしょう。
海外メディアでも突如、「2019年は新興国株式市場が上昇する!」といった論調が広がり始めました!
原油価格もWTI先物市場がとうとう1バーレル50ドルに接近し始めました。原油価格の急落もそろそろ底打ちをし始めるのではないでしょうか?