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米中貿易摩擦で米国産大豆が大幅下落!米国農家がとった苦肉の策は報われるのか

米中貿易戦争を発端に、中国が米国産大豆に25%の関税をかけたことで大豆価格が下落したという報道がありました。この問題は今後、どうなっていくのでしょうか。(『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』)

※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2018年11月30日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

米中貿易戦争による価格下落で、米国農家が大きな賭けに出た

中国の関税で米国の大豆価格が大きく下落

米中貿易戦争で中国、米国産大豆に25%の高い関税をかけました。そのため、中国の米国産大豆の輸入量が激減しています。

中国が米国産大豆に25%の関税を賦課したために、米国の10月中旬の中国向け大豆輸出量が前年同月比で大きく減り、今後も減る見込みとなった。

これにより、米国の大豆価格は大きく下落している。

11月8日の米国農務省の見通しでは、輸出量は2018年から2019年に掛けて1億6千万ブッシェル下がって、19億ブッシェルになると予想している。

最終的な在庫量予想は、専門家予想の8億9800万ブッシェルより多い、9億5500万ブッシェルであった。

中国は、南アフリカや、他の国々からの輸入を考えており、今年の中国向け米国産大豆の出荷量は前年対比で94%も減少している。

2017年、中国の大豆輸入量は、全世界の輸入量の半分以上を占める位の巨大な貿易量だった。

出典:Soybean inventories pile up amid US-China trade battle(2018年11月8日配信)

この中国の関税強化によって、大きく下落した米国産大豆農家はの在庫量が増加。そのため大豆の価格が大きく下落してしまいました。

Next: 米国の大豆生産農家は、この下落にどのような対処するのか

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