今日の東京市場は、中国通信機器大手ファーウェイの孟晩舟CFOをバンクーバーで逮捕したと報じられたことでハイテク売りから値を崩す動きで、後場は一時下げ幅が600円を超えた。(証券市場新聞 公式有料メールマガジン』)
6日の東京市場(大引け)3日続落、日経平均は前日比417円71銭安
ファーウェイ逮捕報道が招いたハイテク売り
6日大引けの東京市場は3日続落、日経平均は前日比417円71銭安の2万1,501円62銭で引けた。
カナダ司法省が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)をバンクーバーで逮捕したと報じられたことでハイテク売りから値を崩す動きで、後場は一時下げ幅が600円を超えた。
個別ではオプトラン、鎌倉新書、ヒトコム、アトラ、オプトは値下がり率上位に売られ、任天堂や武田薬品も安い。半面、DIT、中広、ワタベ、一工薬、SHOEI、ナイガイは値上がり率上位に買われた。
この日はファーウェイ孟晩舟CFO逮捕報道が衝撃となり、後場には2万1300円トビ台まで急落した。米国は次世代通信規格の5G関連機器に関して、ファーウェイ製を使用しないようにと各国に通達していたことから、今回の逮捕劇も想定された内容。
同じ中国通信大手では「ZTE(中興通訊)」が米国製品をイランと北朝鮮に不適切に輸出した問題で制裁され、巨額損失から死に体となった経緯がある。
今回もそれが連想された形だが、これを先物からの売り仕掛けに利用された印象が強い。今晩のニューヨーク市場は安寄りの可能性が強いが、売り一巡後に落ち着くか注視したい。
※本記事は有料メルマガ『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』2018年12月6日の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』(2018年12月6日)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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