シンプルな手法を正しく使うのが最も強力
何を買ったら良いか、はアナリストや株式評論家、マネー雑誌などの推奨を利用するとして(無論、自分で考えても良いのですが)、買うタイミングは自分で判断します。
鉄則はみんなが良く知っているチャートの形状分析手法やテクニカル指標を正しく使う、ということです。「みんなが良く知っている」という手法はシンプルなものですが、
シンプルなものほど実は効果が絶大なのです。
例えば、グランビルの買いの法則3。「下落している株価が、上昇中または横向きの25日移動平均線に上からぶつかるか、ぶつかる寸前に勢いよく反転上昇したら買い出動する」というのがあります。
逆に言うと、25日移動平均線が「上昇中または横向き」ではない状況で株価が反転上昇してもそこでは様子見に徹して買い出動しない、株価は上昇に転じたが「勢いよく」とは言えないときも、様子見に徹していれば、失敗は防げます。
チャート分析の教科書でも、この「25日移動平均線が上昇中または横向き」ということを書いていないものも散見され困るのですが、これは大事です。
その他にも5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に突き抜けるミニ・ゴールデンクロス、これも結構パワフルな手法です。
これにもコツがあり、25日移動平均線が上向きまたは横向きだとそこから結構な利益を取れることが多いのですが、25日移動平均線が下向きだと思ったような利益は取れません。
別に「この場面では大した利益は取らなくても良い」と考えエントリーするのならそれは問題ありませんが、このような関係を理解せずに闇雲に「ミニ・ゴールデンクロス!行くぞ!!」と突進するのは止めたほうが良いです。
特に、昨今は米国の大統領が何かツイートすると、一瞬でマーケットは崩れてしまう事も多いので、ストップロスをかけておくことは必須です。
ところで、チャートの形状によるスクリーニングは一部のネット証券でも可能ですが、下記サイトでも日々更新されて出ています。色々と研究してみましょう。
※参考:株価アルゴリズム(あくまでご参考として出したもので、このデータが正しいか、また予測が当たるかについては筆者は何ら保証するものではありません。ご注意ください)
『資産1億円への道』(2019年1月9日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。