株式投資はお金以上に、多くの能力を与えてくれた
歳を取った投資家ばかりではなく若くても優秀な投資家もたくさんいます。
株式投資で5~6年で10億円以上稼いだ人も2人知っています。その他にも5年程度のスパンで1億円以上の資金を稼ぎ出した人はたくさんいるし、株式投資で稼いだ資金のおかげで、それまで務めていたサラリーマンを卒業して、好きな仕事を始めた人も5人以上知っています。みな個人投資家でした。
みな違うやり方で株式投資で稼いでいます。
デイ・トレードからバリュー投資まで、千差万別の自分にあった投資手法を身につけて、リスクをコントロールして確実に株式市場から資金を得ています。
私もこのような優秀な個人投資家から心構えやリスク管理、投資手法を学び、自分でも実践し、サラリーマンを定年より早く卒業することができました。
会社を辞めるとき、当然に迷いました。
今の会社にあと3年間勤め続け、定年退職まで我慢して居座れば着実に安定した経済的メリットが年間1,000万円以上に上ることが分かっていました。社宅、健康保険、年金、福利厚生施設。サラリーマンとしての数々のメリットを捨てるにはかなりの覚悟がいりました。
でも、たった一度の人生を自分が満足するように充実して生きてみたいという思いを捨てることはできませんでした。サラリーマンを辞めることのメリットとデメリットを分析し、判断し、辞めると決断し、勇気を持って実行することができたのも、株式投資で常に判断、決断、実行のプロセスを繰り返し訓練していたことの賜物だと感じています。
株式投資はお金という宝物も与えてくれましたが、それ以上の多くの能力を私に与えてくれたと感謝しています。
そんな株式投資をバクチだからと避けるのは、本当にもったいないことだと思います。
株式投資は素晴らしいものであることを、お金を増やす面からばかりでなく、人生を充実して豊かに生きるために活かす道をご紹介できれば、私と同じような悩みを持っているサラリーマン仲間のお役に立てるのではないかと考えています。
(筆者注:情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
『億の近道』(2018年12月25日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による