注目されていたメイ首相の英国のEU離脱協定案ですが、やはり大差で否決されました。432対202という歴史的な大差による否決は、なにを示唆するのでしょうか。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)
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メイ首相が示した案の否決でボリス・ジョンソン氏らへ権力移行か
230票差の歴史的大差による否決、という結果に
ロイターによると、メイ首相のEU離脱協定案は、賛成202、反対432で、歴史的大差で否決されました。
差は230票に及んでいますから、これは歴史的な否決といえますね。
今回の否決は、EU残留派の野党労働党、協定なし離脱派の与党保守党の相当数、北アイルランドのDUPと、考え方、方向はさまざま。
ですが、さすがに首相が示した案が230票差で否決されたとなりますと、メイ首相からの権力の移行は避けられないでしょう。
保守党のボリス・ジョンソン氏などの勢力へと今後、権力が移ってゆくと思えます。
英ポンドは、「それほど」動かず
英ポンドは、事前に報じられていた予想と結果が同じであったことから、これまでのところ「それほど」大きくは動いていません。
といいましても、昨日(日本時間1月15日、午後3時から午後4時ごろに、ポンド・ドルは1.29前後でしたが急速に下落し、日本時間16日4時台の結果直後は1.2660前後へ。
しかし、その後は反転し、日本時間午前6時55分現在1.2860前後となっています。
昨日から200PIPSぐらい、いったり来たりしていますが、もっと大きな変動があるのではないかとみられていただけに「それほどではない」ということです。
マーケットが一番嫌うのは不透明感ですから、イベントが1つ通過したということで、英ポンドが戻したような感じです。
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『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』(2019年1月16日号)より抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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