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岐路に立たされる自動車産業、トヨタが目を付けたスズキの魅力とは=栫井駿介

株価は下落基調。PER10倍は「買い」か?

上記の記事を書いた時点(2016年5月)で買えればよかったのですが、そのままあれよあれよと言う間に3倍近くまで上がってしまいました。

しかし、ここに来て再び下がってきています。

スズキ<7629>日足(SBI証券提供)

スズキ<7629>日足(SBI証券提供)

下落要因としては、世界経済の先行き不安が考えられます。たしかに、中期的な展開は思わしくありません。景気後退となれば、一時的な業績悪化も避けられないでしょう。(編注:4月12日に開示された「特別損失の計上に関するお知らせ」により、翌営業日の15日に大きな下落がありました)

しかし、長期的に考えると、インド市場の成長により業績を伸ばすことが期待できます。一時的な景気動向で株価が下がるなら、それは買い時と言うことができるでしょう。

現在のPERが10倍と低水準です。いずれ現在の利益を超えて最高益を更新するようなら、長期的にはプラスになる確率が高いと言えるでしょう。

もちろん、それまでは株価は下がることもあるでしょうが、そこに耐えて先を見据えられるのが本当の長期投資家なのです。


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image by: Atif Amin / Shutterstock.com

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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2019年4月12日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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