今日の東京市場は、112円台の円安や米国市場の堅調な動きを受けて5日続伸の2万2,200円で終了。平成最後となる来週は有終の美を飾り、令和時代へとつなげられるか。(証券市場新聞 公式有料メールマガジン』)
日経平均株価終値、前日比107円12銭高の2万1,556円51銭
来週の東京市場展望~連休前の調整相場
来週の取引で平成最後の取引となる。有終の美を飾って令和時代の取引につなげられるか、期待を込めて見守りたい。
112円台への円安や米国市場の堅調な動きを受けて、今週の日経平均は5日続伸し2万2,000円の壁を抜いてきた。木曜日には急騰による短期調整が入ったものの金曜日にはすかさず切り返し2万2,000円台を固める動きとなった。
ファーストリテイリングやソフトバンクグループなど値がさ株の上昇が日経平均に寄与したと見られ、TOPIXベースではまだBOX圏を抜け切れていない。また、マザーズ指数も揉み合いが続いており、10連休を控え小型株などは一旦売っているという感じがする。
需給的にも4月に入り外国人投資家は日本株を売りから一転、買い越しに転じており出遅れ感の強い日本株を取り合えず先物で買っているようだ。
チャート的には過去1年間で2万2,400円から2万2,700円は一番出来高が多い価格帯である。現在はこのレンジの手前で一旦調整を入れている状況である。
ボリンジャーバンドの拡大する△2σに沿って上昇してきた日経平均だが、△2σは現在2万2,500円処、騰落レシオは97%台、RSIは70%台と過熱感はないものの来週はこのレンジを抜いてくるのは難しいと思われる。
来週は連休前の調整相場となると思われる。4月15日に2万2,102円93銭~2万1,878円78銭の窓を開けて上昇しており、2万2,000円を割ってきた場合には意識される値であろう。
また、一目均衡表の転換線が2万1,958円処に位置しており、上昇相場には重要な抵抗ラインである。ザラ場中に割ったとしても引けで戻る動きを期待したい。
平成最後の週は下値2万1,850円から2万2,500円のレンジを予想する。
※本記事は有料メルマガ『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』2019年2月27日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』(2019年2月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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