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メキシコ関税はトランプの「やり過ぎ」、株式市場のクライマックスが早まった=高梨彰

隣国の不況は伝播する

加えて、金八先生にも出て来た「腐ったミカンの方程式」も気になります。不況の伝播です。

ライトハイザー氏が反対したのも、本人が進める新自由貿易協定へのメンツだけではないはずです。

中国への制裁に米国民が鈍感なのも、1つには「遠い国」への制裁という他人事な感覚があるのではないでしょうか。

米国内にスペイン語しか話せない人がかなり居ることを考慮しても、対メキシコ関税への影響は侮れません。本物のラティーノ(ラテン系アメリカ人)達が、Viva La Raza(われらが民族よ、永遠に)と始めちゃったら…。

メキシコへの関税、財務省の太田理財局長が「それはいくら何でも」と国会で発言した、あの瞬間と同じ感覚を得ます。

多分、トランプやり過ぎです。

<今回のまとめ>

・トランプの対メキシコ関税、対中国より影響大なのでは
・中国は遠い国、メキシコは隣国です
・温厚な姿勢を貫いていた太田理財局長が「いくら何でも」と発した瞬間と重なります

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2019年6月配信分
  • 「いくら何でも」の域に達したトランプ(6/3)

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  • 「不安」より先に「不安後」を反映させる相場(5/31)
  • 牛丼並盛の宅配、285円(5/30)
  • 資本は増える、利益は伸びず(5/29)
  • 波乱要素が波乱を呼ばず(5/28)
  • 表舞台で映えるトランプ(5/27)
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  • 日本株、踏み上げ時機なので(5/22)
  • 指標や市況、「速報」と「続報」(5/21)
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  • トランプはさておき(5/16)
  • トランプ砲、気になることが2つほど(5/15)
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  • 「ヤ」の世界な相場(5/13)
  • 交渉は続くよ何処までも(5/10)
  • 気が付けば中途半端、トランプの「取引」(5/9)
  • VIX売りが諦めるまで(5/8)
  • トランプの米株高活用術(5/7)

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2019年4月配信分
  • 「やりたいようにやれよ」を願う、平成最後の取引(4/26)
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  • 金融株停滞と「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(4/16)
  • 備えたばかりに憂いだけ(4/15)
  • 外国勢は買いを入れるも(4/12)
  • 市場はFedの利下げを期待し過ぎかも(4/11)
  • 正しい感覚、「は?」(4/10)
  • 渋沢栄一、円高のシンボル(4/9)
  • 直近の出来事は日本にも株高を促す(4/8)
  • 「うるわしき相場」は「令和」になってから(4/5)
  • 『翔んで埼玉』の通行手形と危機回避ポジション(4/4)
  • EU離脱に備えようと、金融市場は単なる写し絵(4/3)
  • ドル高を助長させるFedのハト派化(4/2)
  • 年度の計は4月1日にあり(4/1)

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2019年3月配信分
  • 煽り役としての新元号(3/29)
  • 今度は金利「低下」を嫌気だそう(3/28)
  • 外野は「言い切り」、当事者は「妥協」(3/27)
  • 金融市場に柏原芳恵降臨(3/26)
  • 「ビハインド・ザ・カーブ」が囁かれる段階(3/25)
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  • トランプのCNN称賛、減速へのアネクドータル(3/20)
  • ビルド・ボール減って、ビットコイン先物消える(3/19)
  • 不安と期待、保護主義化か否か(3/18)
  • 「待つしかない」未来予想図(3/15)
  • 逆イールドと現代金融理論(3/14)
  • ドナウ川の欧州、エヴァは困る737MAX(3/13)
  • 経済指標がドル高と囁きます(3/12)
  • 「周りの人々」の支援、高値掴みでは…(3/11)
  • 借金のシワ寄せ(3/8)
  • メガバンクの損失計上と運用部門に不可欠な能力(3/7)
  • ドル高反転を先走っても(3/6)
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  • 3月、相場のゴールは見通せず(3/1)

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高梨彰『しん・古今東西』』(2019年6月3日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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