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2020年に狙うべき国策テーマ銘柄は?今年2年目の「ゴールデン・スポーツイヤーズ」関連=矢野恵太

eスポーツ×リアルスポーツのWスポーツ関連銘柄

コナミホールディングス<9766> 時価総額:約6,800億円

コナミホールディングス<9766> 日足(SBI証券提供)

コナミホールディングス<9766> 日足(SBI証券提供)

スポーツ関連の成長分野として見逃せないのがeスポーツです。eスポーツ元年と言える2018年の日本eスポーツ市場規模は前年比13倍の48.3億円となったようですが、今後も年間平均成長率は19.1%とも予想され、22年には99.4億円までの拡大が予測されています。

先日出席したフォーブス主催イベント「Forbes JAPAN SPORTS BUSINESS AWARD」では、同社傘下のコナミデジタルエンタテインメントが展開する「eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン」のeスポーツ大会が【イノベーション賞】を受賞。

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10月に開催された茨城国体では、文化プログラムとしてeスポーツの都道府県対抗大会が開かれ、コナミホールディングスが開発する『eFootball ウイニングイレブン 2020』が採用されています。

萩生田光一文部科学相は、「eスポーツ」をスポーツと認定するかどうかについて協議を進める意向を示しておりますが、「ウイニングイレブン 2019」はモバイル版が累計2億ダウンロードを記録し、国内では毎日約100万人が楽しんでいますので、「eスポーツ」がスポーツと認定された際には、利用者からは国技として認識される可能性もありそうですね。

また同社はスポーツ施設で業界首位です。ラグビーワールドカップ効果で、一部ラグビークラブでは体験申し込みが急増したようですが、今年は水泳、ボルダリング、卓球など特に金メダルが狙える競技で、オリンピック効果による申し込み増加も期待できそうです。

スポーツに注目があつまることで、ブランド価値の向上に期待

アシックス<7936> 時価総額:約2,500億円

アシックス<7936> 日足(SBI証券提供)

アシックス<7936> 日足(SBI証券提供)

同社は東京オリンピック・パラリンピックの国内最高水準のスポンサー「東京2020ゴールドパートナー」で、大会スタッフや都市ボランティアの提供ユニフォームの製作を担当しております。

先日開催された東洋経済新報社 X WPPグループ共催のブランドフォーラム、「グローバル視点に見る日本企業のブランドパワー」に参加してきましたが、「日本からグローバルへ飛躍するスポーツマーケティング~国境無きブランド価値を構築する~」のセッションには、同社の松下直樹取締役も登壇されておりました。

アシックスオリジナル画像

松下氏はいかにイノベーティブな商品を作っているかを見て欲しいと自信をのぞかせており、オリンピック関連のテーマ性とともに、本大会でのブランド価値向上が、中長期でのマーケティング効果として期待できそうです。

ちなみに上記画像の真ん中に飾ってあるのは、同社がサプライヤ契約を締結している南アフリカラグビー代表のユニフォームです。ご存知のように南アフリカ代表はラグビーワールドカップ2019で見事優勝しましたので、同大会でもブランド価値を高めた可能性は高いでしょう。

Next: 野球ボールの投球データを蓄積するスポーツテック銘柄

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