イギリスのファッション・生活雑貨ブランド「ローラアシュレイ(LAURA ASHLEY)」が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け経営破綻したことを日本経済新聞、共同通信、NHKなどが伝えた。2700人の雇用が失われる可能性があるという。
イギリスの生活雑貨ブランド「ローラアシュレイ」が経営破綻しました。新型コロナウイルスによる客足減が営業不振に追い打ちをかけ、英メディアは「コロナウイルスによる小売業の初めての犠牲」と報じました。#新型コロナウイルス #新型肺炎 #COVID19https://t.co/UZCTqyGqQk
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) March 17, 2020
各紙によると、もともと経営が悪化していたが、そこに新型コロナウイルスの感染拡大で客足が落ちたことが影響して営業を続けることが困難になり、破産を申請。支援する企業も見つからなかったようだ。
日本市場においては1985年に1号店がオープンし、翌年にはローラアシュレイジャパン株式会社が設立され、2017年には百貨店や路面店、ショッピングモール112店舗、海外(香港・台湾)に16店舗を展開していたが、2018年のマスターライセンス契約満了を機に全店舗が閉店。
しかしその後、2018年8月に伊藤忠商事がマスターライセンス権を取得。アパレル大手のワールドグループが伊藤忠商事とサブライセンス契約を締結し、この秋から公式店舗やECサイトを展開する予定になっていた(PRTIMES )。
本国での経営破綻を受けて、日本国内における「復活」がどのような方向に進むのかはまだ発表されていないが、唯一無二のガーリーな世界観でファンの多いブランドだけに、今後の行方が注目されそうだ。
【関連記事】
コロナ倒産で“Kawaii文化”牽引した若者ブランド窮地に。マジェスティックレゴン民事再生
Next: 「もう買えなくなるの?」ファンから悲痛の声