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英ローラアシュレイ、コロナで経営破綻。世界中で起こり始めた「小売業倒産」の波

イギリスのファッション・生活雑貨ブランド「ローラアシュレイ(LAURA ASHLEY)」が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け経営破綻したことを日本経済新聞共同通信NHKなどが伝えた。2700人の雇用が失われる可能性があるという。

各紙によると、もともと経営が悪化していたが、そこに新型コロナウイルスの感染拡大で客足が落ちたことが影響して営業を続けることが困難になり、破産を申請。支援する企業も見つからなかったようだ。

日本市場においては1985年に1号店がオープンし、翌年にはローラアシュレイジャパン株式会社が設立され、2017年には百貨店や路面店、ショッピングモール112店舗、海外(香港・台湾)に16店舗を展開していたが、2018年のマスターライセンス契約満了を機に全店舗が閉店。

しかしその後、2018年8月に伊藤忠商事がマスターライセンス権を取得。アパレル大手のワールドグループが伊藤忠商事とサブライセンス契約を締結し、この秋から公式店舗やECサイトを展開する予定になっていた(PRTIMES )。

本国での経営破綻を受けて、日本国内における「復活」がどのような方向に進むのかはまだ発表されていないが、唯一無二のガーリーな世界観でファンの多いブランドだけに、今後の行方が注目されそうだ。

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