スルガ銀行、「かぼちゃの馬車」被害者の借金帳消しへ。九死に一生を得た投資家たち＝姫野秀喜

投資家もしっかり勉強を

で、肝心な販売業者の社長とか、役員とか、ぼろもうけした人たちは今どこ？

私は経済学の徒ですから、市場経済に基づく取引についてとやかく規制をする必要はないと思っています。

しかし、相手の無知に付け込み、マーケット相場に対してめちゃくちゃ高額な値段で、賃貸借契約書の家賃をでっち上げて利回りをよく見せかけて（誤謬を抱かせ）売りつけるのはダメでしょう。

いや、経済人とは合理的な経済学的な判断ができる人のことで、その判断には情報の非対称性が存在してはいけないのです。

と、だます側の人にいくら正論を訴えても、絶対に心に響くことはないので、訴えることはやめます。

そのかわり、買う側の人にお願いします。

「かぼちゃの馬車」のような、ちょっと勉強すれば絶対ダメだろって思うような物件を誰ひとりとして買わなくなれば、そのような物件は売れなくなって、そういう業者もいなくなり、平和になるのです。

だから、勉強してください。

私の本でもいいし、不動産投資に関する本を30冊くらい読んでください。

真面目にやっている不動産業者はたくさんいます。そういう良い業者さんを見極める力を身に付けてください。

一人一人が物件や業者を見極める力を持って、大損する物件を買わないようになることこそが、
社会のためになるのだと信じています。

筆者・姫野秀喜の新著紹介

銀行融資が厳しい中でも、優良物件を買い続けられる投資家になるための普遍的な教科書として正統派の手法を盛り込みました。コツコツと努力できるサラリーマンにぴったりの真面目な教科書です。

『確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書』著：姫野秀喜／刊：アスカビジネス

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『売れない・貸せない・利益が出ない　負動産スパイラル』著：姫野秀喜, 乾比呂人／刊：清文社

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