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今週の為替見通し:ドル円、さらに上値重たく〜転換点を読み解く各通貨ペアチャート分析=川口一晃

ユーロ/円 ど真ん中の時間帯を通過

200713pentagonkawase_EuroyenN0712

<先週の動き>

堅調な展開を維持するのであれば、上値抵抗線ACラインを越えてADラインを窺う動きを期待していた。しかし、実際には、ACラインを越えてきた時間帯、すなわちB点が位置する時間帯を境に上値の重たい展開になり売りポジションに転換した。
次の注目日は7月23日前後である。

A点水準:約123円
C点水準:約118円50銭
 

<今週のポイント>

このまま上値の重たい展開が続くのであれば、右肩下がりのACラインに沿って推移していくことが考えられる。

E点に注目したい。先週末にE点が位置する時間帯に到達していることから、E点が位置する時間帯が変化日となることが考えられるからだ。

<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)

上昇トレンドの下落局面である。上昇局面への転換価格(買いシグナル及びロスカット)は、終値で121円75銭を越えることである。

<今週のメインシナリオ>

上値の重たい展開に移行している。右肩下がりのACラインに沿って推移していくことが考えられる。また、B点が位置する時間帯以降、値を下げてきているからだ。この場合、119円を割り込む可能性も出てこよう。

<サブシナリオ>

堅調な展開に戻る可能性も残っている。E点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。しかも、下ヒゲの長いローソク足が出現している。この場合。ADラインを越えて新しいペンタゴンが真上に描き足されることが求められる。

豪ドル/円 上値が重たくなるのか

200713pentagonkawase_AGN0712

<先週の動き>

C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過することで、新しい流れが出るのか否かがポイントになった。実際には、C点を通過した後も底堅い動きを見せていたのだが、先週末にかけて値を下げてきた。
次の注目日は7月13日前後である。

A点水準:約71円50銭
B点水準:約79円50銭
C点水準:約75円50銭
E点水準:約76円50銭

<今週のポイント>

週明けにD点が位置する時間帯を通過する。したがって、D点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。

上値の重たい展開に移行するのであれば、右肩上がりのDEラインを割り込んでいくことが考えられる。逆に、DEラインが下値支持線となり下げ止まる可能性もある。

<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)

上昇トレンドの上昇局面である。下落局面への転換価格(売りシグナル及びロスカット)は、終値で74円20銭を割り込むことである。

<今週のメインシナリオ>

堅調な展開を維持している。C点が位置する時間帯以降も底堅い動きを見せている。また、右肩上がりの下値支持線DEラインが控えているからだ。この場合、76円を試すことが考えられる。

<サブシナリオ>

上値の重たい展開に移行する可能性も出てきた。D点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、上値抵抗線BEラインが存在しているからだ。この場合、73円を割り込んでいく可能性が出てくる。

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