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グローバルニッチトップ113社、いつ買うべき? 市場成長率2.21倍を見据えた投資手法=山田健彦

「さまざまな投資手法を持とう」

当メルマガでは再三お伝えしていますが、筆者の主たる投資方法は「時間分散による積立投資」です。投資の教科書にもよく出ている手法で王道ですが、サブの手法として予算を絞って「短期投資」も行なっています。

その短期投資では先週、先々週と某鉄道株を空売りしていました。

おもしろいことに、市場全体(日経平均、TOPIX)が前日比で上昇が予想される日(つまり前日夜のNY市場が大幅に上げた翌日)は、その鉄道株は朝9時の寄付値がその日の高値で日中はズルズルと下げる傾向があり、その逆に、市場全体が前日比で下落が予想される日は、その鉄道株は朝9時の寄付値がその日の安値で日中はそれよりも株価が上がる傾向があることを偶然見つけたからです。

さらに、別の傾向として当日朝の寄り付きでその鉄道株が前日比で下落して始まっても、9時からの3分足で陽線が立つと、その日の株価は9時の寄り付き値から見ると強く推移することが多い(前日比でプラスとなるとは限らないが)。

また、当日朝の寄り付きでその鉄道株が前日比で上昇して始まっても、9時から3分足が陰線なら、その日の株価は9時の寄り付き値から見ると弱く推移することが多い(前日比でマイナスとなるとは限らないが)。

この法則を利用して先週、先々週の短期投資分野では、そこそこの利益を出させてもらいました。

筆者の勝手な推測ですが、投資家の考えは「鉄道会社の業績は、これ以上悪くなりようがないところまで落ち込んでいる。しかし、反転上昇を確信させるデータはまだ出て来ない。ならば、市場全体が活況なときは活況な銘柄を追いかけて利益を上げ、鉄道株はタッチしない。逆に市場全体が良くないときは、少しずつ鉄道株を買っていこう」

ということなのではないか?と考えての投資戦略です。

ところが、先週の金曜日(7月10日)に市場全体が下げ、筆者の空売り対象の鉄道株も下げました。しかも当日朝9時の寄付値を一度も上回ることがありませんでした。

どうもトレンドが変わる前兆ではないか、と考えられますが、寄付きからの3分足が陰線なら、その日の株価は寄付値と比べ安く推移する、という法則はまだ生きています。いずれにしても、要注意で、今週からの推移を見ていきます。

当メルマガでは「さまざまな投資手法を持とう」と主張していますが、その例としてご紹介しました。ご自身でもマークしている銘柄の株価動向の癖があるか、チェックしてみてください。

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image by:leungchopan / Shutterstock.com
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資産1億円への道』(2020年7月13日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。

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