対策コストが跳ね上がる可能性
ホテルや飲食店など、店頭の注意書き掲示や利用約款の改定、監視カメラの設置、強制追い出し用の警備員など、対策に迫られるでしょう。
今後、このような輩が増えてきたら、大部分の善良なカスタマーが離れる原因になるからです。
今までの日本では、 “周りに迷惑をかけない”という大きな美徳があったのですが、かなり消えてきました。
その分、様々なコストが上がっていく可能性がありますし、あわゆる事を法律で明確に縛らないといけなくなるかもしれません(シンガポールみたいな感じですね)。
ホテルや飲食店は「利用約款」と「店頭掲示」で自衛する必要
この件についてメルマガで書いたところ、読者の方(タイ在住)から貴重なメールをいただきましたので紹介します(以下、一部引用)。
ホテルでのマスク非着用者の話題で思ったこと。
いかにも、日本の新型肺炎対応にありそうな話だと思いました。
日本で、タイのように、法律で細かく規制できないのであれば、個別の施設は、施設入り口に、
Private propertyの決め事として、大きくマスク着用を求める掲示をかかげ、チェックインの際に、館内施設の使い方と共にマスク着用の義務を記載した説明文を手渡し、了解のサインを求め、コピーを宿泊者に手渡し、さらに、違反者には、退室を求め、それに対し、ホテル側は、弁済の義務を負わない旨、書いておけば、完璧だと思います。(そんなこと、聞いてないぞ、どこにも書いてないぞ、と言わせないために)
また、外部のサイトで予約の場合も、同様に、予約前にその旨、記載しておくべきでしょう。
日本社会も変化しています。個々人の「常識」にも差があります。昔のように「そんなの、常識だろ。」では、通用しない社会になりました。
ホテルの宿泊は、施設側と利用者側の契約に基づいています。今後は、より子細なきちっとした契約関係が、求められると思います。
今は、その過渡期なのでしょう
まさに、この通りですね。
今回、騒動となったホテルでも、チェックインの時点で、マスク着用に同意するサインを取っていれば、件のマスク非着用主義(?)の人に法律がどうこうとか、返り討ちを食らうこともなく、
ハウスルールに基づき退館で、あっさり終了したのです。
この類の人は、ホテルなどの受け入れ側が、自分に同意を求めてきていない(サインをしていない)ことが分かっていて、行動しているのです。