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日経1万5750円~1万7390円で安定するか?「理論株価」最新分析(4/14)=日暮昭

当マガジンは日経平均の妥当な水準として統計的処理で求めた理論株価をもとに、足元の相場の位置づけを評価する材料を提供するものです。原則として日経平均と理論株価の位置関係を示すグラフと表に若干のコメントを合せて毎週1回配信いたします。皆様のより良い投資成果のための一助にして頂ければ幸いです。
※「理論株価」についてはこちらをご覧ください。(『投資の視点』日暮昭)

筆者プロフィール:日暮昭(ひぐらしあきら)
日本経済新聞社でデータベースに基づく証券分析サービスの開発に従事。ポートフォリオ分析システム、各種の日経株価指数、年金評価サービスの開発を担当。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。統計を用いた客観的な投資判断のための市場・銘柄分析を得意とする。

当面の変動領域は下値1万5750円、上値1万7390円の範囲に

今週のコメント

日経平均は4月11日に通常変動の下側を上回り通常の変動範囲に戻ったあと上げ足を速めています。

13日には1万6千円台を回復し、通常変動域の半ばまで達しました

一方で、足元、業績と為替(米ドルレート)が底を打ち理論株価が下げ止まるならば日経平均の反発力は維持されると見られます。

日経平均が今後、理論株価に近い水準に向かって安定化するならば、当面の変動領域は下値が1万5750円、上値が1万7390円の範囲になりそうです。

業績と為替の動向と併せ、日経平均が理論株価に近づいてからの動きが注目されます。

<グラフと数表>

グラフ1:「日経平均と理論株価の推移」
グラフ2:「日経平均と変動範囲の上限・下限─拡大グラフ」
数表:「直近5日間の日経平均と変動の範囲・かい離率」

日経平均と理論株価の推移
2014年1月6日~2016年4月13日

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日経平均と変動範囲の上限・下限─拡大グラフ
2015年8月3日~2016年4月13日

160414shiten02

直近5日間の日経平均と変動の範囲・かい離率
2016年3月29日~2016年4月13日

160414shiten03

【関連】アベノミクスは死なず。日経平均は4~5月に底値をつけ上昇を開始する=伊藤智洋

投資の視点』(2016年4月14日号)より一部抜粋

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