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『ポケモン』サトシ役・松本梨香さんが助成金不正受給?「信じたい」ファンの声多数

写真週刊誌フライデーが、アニメ『ポケットモンスター』の主人公・サトシを演じる声優、松本梨香さんによる助成金の不正受給疑惑を報じ、大きな話題となっている。

フライデーが本誌とウェブ版に掲載した記事によると、東京都がコロナ禍の芸術家を支援する文化事業「アートにエールを!」に松本さんが参加した際に、実際には参加していなかった元マネージャーA氏の分の助成金も申請。その金を自らの口座に入れた疑惑があると報じている。

「アートにエールを!」は、プロのアーティストやスタッフ等が制作した動画作品を、企画書ベースでの審査の後、採用されたものをWeb上に掲載・発信していくといったプロジェクト。1つの作品につき10人までならグループでの応募も可能で、作成に携わったアーティストやスタッフには1人10万円、最大でトータル100万円の給付金が出る。

「アートにエールを!」に参加するためには、事前に参加するメンバー全員が専用のIDを取得する必要があるとのことだが、A氏はそのID取得には関わったものの、それ以外はまったく企画にタッチしていないと主張。A氏はかねてから松本さんの横暴な振る舞いに耐えかねていたとのことで、その後の6月中旬には松本さんの個人事務所を離れたという。

ところが9月に入り、「アートにエールを!」事務局からA氏に対し、給付金を振り込んだというの確認メールが。A氏は自身の口座を確認したところ、10万円は振り込まれておらず、その旨を事務局に問い合わせたところ「松本さん側からA氏の分は会社に振り込んでほしいという要望があった」という回答があったとのこと。

A氏は「動画制作にはまったく関わっていない」と伝えたところ、担当者はA氏に謝罪を。松本さんから返金手続きを取ることも約束したという。

フライデーの報道に本人がすぐさま反論

不正受給疑惑に関する内容もさることながら、「梨香さんは気に入らないことがあると、すぐに激昂する性格」「文句を言おうものならサトシのあの声と声量で責め立てられる」といった、元マネージャーA氏による松本さんの普段の素顔も衝撃的で、瞬く間にネット上の話題となった今回の報道。

これに対して松本さんは11日、スポニチの取材に対し「不正受給はしていない」と答え、フライデーに書かれた内容を全面的に否定した。

それによると、元マネージャーA氏の分の助成金10万円は、「携わった対価として払いたかったが連絡が取れず預かっていた」とのこと。「自分から動画撮影をしたいと参加を申し出た。動画撮影の方法などアイデアも出していたし、他のスタッフや脚本家、イラストレーターの参加のとりまとめも担当した」と、A氏が企画に参加していたとの認識を示した。また、A氏への助成金を事務所口座への振り込みにしたことに関しては「都の許可を得た」と発言している。

松本さんはフライデーの取材を今月3日に受けた後、同5日に助成金を返金したとのことで、「都にどうすればいいか相談し、お金は都に返金して対応をゆだねた」と説明している。

ネットに溢れる「彼女を信じたい」の声

このように、両者の間で意見が大きく異なるのが「A氏が企画に参加したかどうか」という点。A氏が今回の企画で助成金を受け取る資格があるかどうかの大きな判断材料となるわけだが、A氏は「参加していない」と発言しているのに対し、松本さんは「(事前準備の段階で)参加していた」と主張している。このような認識の違いがトラブルの主たる原因となれば、松本さんとしても故意での行為ではなく、すでに都へ返金をしているということもあり、大きな問題とはならなそうである。

ただ、どうしても腑に落ちないのが、A氏の助成金の振込先が松本さんの事務所口座になっていた件。松本さんは「払いたかったが連絡が取れず預かっていた」と説明しているが、そもそもA氏は今年6月まで松本さんのマネージャーを務めていたわけで、その際の給与の振込先に入金すれば済む話ではないかという疑問が残る。また逆に、A氏の振込先が分からなかったとなれば、それはそれで不自然な話である。

年末12月25日には、自身の出演作である「劇場版ポケットモンスター ココ」の公開を控えている松本梨香さん。昨年には内閣府から「クールジャパン・アンバサダー」のひとりに任命され、また直近では北九州市の人権啓発団体が制作したアニメにも参加するなど、行政機関などとの仕事も多いだけに、今回のドタバタが長引けば、今後の活動にも少なからず影響が出てきそうだ。

またなによりも、ネット上には「彼女のことを信じる」という熱烈なファンからの声が多く溢れているだけに、それに応える意味でも、彼女にはしっかりとした説明をして欲しいところである。

寂しすぎる「アートにエールを!」の現状

ところで、今回の騒動で大いに取沙汰される格好となった、東京都が手掛ける「アートにエールを!」事業。松本梨香さんらが手掛けた作品もすでに公開されているが、彼女ほどの人気声優が出演し、その内容もとても素晴らしいのにもかかわらず、再生回数は正直なところ伸び悩んでいる印象。

松本さんも作品を発表した「アートにエールを!(個人型)」は、「音楽」「演劇」「舞踊」「美術」「映像」「伝統芸能」「その他」という7つのカテゴリーに分けられ、各分野のプロフェッショナルによるパフォーマンスが視聴できる。例えば「音楽」カテゴリーを探してみると、RAG FAIRや柴田淳さんといった著名なアーティストによる投稿から、ノブ&フッキーのフッキーさんによるものまね動画まで、非常にバラエティに富んでいる。

ただ再生数のほうは、いずれも寂しい感じ。すべてのカテゴリーから、最も再生されている動画はどれかをざっと調べてみたところ、一番多かったのは3人のドラァグクイーンが女装メイクをしているところを公開している「3minutes Queen / Making Of DragQueen」なる動画のようで、再生回数は12万回を超えている。

「アートにエールを!」事業は、コロナ禍で活動が制限されているアーティストやパフォーマーへの金銭的な助成が第一義とはいえ、この全体的な寂れっぷりを目の当たりにすると、もうちょっと都なりが真剣にPRすればいいのにと感じる次第。都や松本さんとしては本意ではないだろうが、これを機とした今後の注目度アップに期待したいところである。

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