生活費の不足だけでも4,000万円?
では、年金はいくら支給されるのでしょうか? 厚生労働省が発表した令和3年の金額は、標準的なモデル世帯の年金受給額で、夫婦で22万496円です。
単純に生活費の不足を計算してみましょう。
厚生労働省のまとめによると、日本人の平均寿命は女性87.45歳、男性81.41歳ですが、平均寿命ではなく平均余命で考えることを私はおススメしています。
女性の方が長生きですから65歳女性の平均余命は、24.63年です。小数点以下を繰り上げて65歳に足すと90歳ですね。なので、「平均的な老後期間は25年」となります。
ゆとりのある老後生活費の36.1万円から年金受給額を22万496円を引くと、14万504円です。これに老後期間の25年で計算すると、14万504円 × 12ヶ月 × 25年 = 4,215万円 になります。
つまり、生活費だけで約4,000万円は不足すると考えられるのです。
早くから老後資金をコツコツと貯めたいですね。
image by:Medvedeva Oxana / Shutterstock.com
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『教育貧困にならないために』(2021年5月26日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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