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ハイリターン投資で大損する初心者続出。業者だけが儲かる詐欺商品は「手数料」で見分けろ=花輪陽子

業者が必ず儲かるカラクリがある

また、解約手数料がかかるシステムは利用しないほうがよいです。ロボットアドバイザーやEAM等は解約をしたい時にいつでも行うことができます。

詐欺やぼったくりを避けるには、リスクに見合ったリターンの一般的な金融商品を選ぶことが重要です。

預貯金、債券、投資信託、株式などは一般的な商品です。

ローリスク・ハイリターンを謳っているなら、詐欺の場合が多いです。会社名だけが変わり、同じ詐欺が繰り返されています。

金融商品を販売するには許可が必要です。その国の当局のライセンスを取得しているかを必ず調べましょう。オフィスがあるのかも確認をしたほうがよいので、訪問をしてチェックをするとよいでしょう。

また、投資顧問会社はお客様の資金を預かることはできません。通常はプライベートバンクなどのカストディーを使うことが一般的です。

繰り返しになりますが、ハイリスク・ローリターンは一般的にぼったくりです。仕組債などは一見ハイリターンに見えますが、リスクに見合わないリターンだと言えます。

買ってはいけない商品を避ければ資産は増えていく

こうした買ってはいけない商品を避け、資産運用をすれば、リターンに見合わないリスクを避けることができます。

また、株式、債券、オーソドックスな投資信託などで運用をすれば、換金や移管なども容易にできます。

よりよいサービスを求めて金融機関を変えたり、運用を任せる投資顧問を変えたりするのも、非常に容易にできるのです。

富裕層などの多くは、2年に1度は住む場所を変えたり、転職を繰り返してよい条件の仕事に就くなど、常によりよい環境を求めて(めんどくさい作業をしてでも)向上しようとする人が多いです。

それと同じで、投資の場合も、常によりよいサービスが受けられる金融機関や、よりよい運用をしてくれる投資顧問を探し続けることは重要です。

その際に全財産を仕組債などにしていると、償還まで待つなどの選択肢しかなくなったりするのです。

買った瞬間に時価額が下がるような金融商品は避けるようにしましょう。常にポータブルな形で資産を置いておきましょう。不動産の場合も、REITや売買しやすい都心駅チカのワンルームマンションなどで持つことが重要です。

Next: 避けるべき金融商品は?「手数料」が1つの判断基準

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