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ウクライナ情勢の緊迫化はプーチン演出の舞台劇。欧米の妥協がない限りインフレの幕が降りることはない=角野實

ロシアに一方的に要求だけを出し続ける欧米

ロシアにとってクリミアはロシアの領土であり、それを以前の状態に戻すことが飲めないので、同様にアメリカにNATOを以前の状態に戻せと要求しただけです。つまり、どちらもできっこないことを要求しあっているだけの話なのです。このロシアの要求の部分ばかりがフォーカスされて、ロシアの経済制裁の話が消えてしまっているので、プーチンが血迷ったのか、という錯覚を与えているだけです。

こんなバカバカしいことでウクライナ侵攻というオプションを、プーチンは選択するとは思えません。しかし、お願いする立場の欧米に対し、面白くないという感情をむき出しにしているだけです。要求は何も通さないで、ガス供給だけを安定的に、という話です。自分に都合のよい話ばかりしているのは欧米、特にアメリカであり、頭がおかしい、と私は思っています。それでロシア侵攻を煽っているだけです(笑)。バカバカしいことこの上ないのです。

外交努力はロシアの望む「えさ」と「見返り」の協議

欧州を助けるために日本政府はガスの転売に協力すると表明していますが、その代わりにトランプ政権で設定されたアルミ鉄鋼関税の緩和を要求しています。

つまり外交というのは、何かに協力すれば、何か望むものを提供するというのが基本なのに、ロシアには一方的に要求するだけ、えさ、は何もなし、という状態で、何を解決させようとしているのかわかりません。誰ですか、外交上手のバイデンとか言っているのは?と思います。やっていることは、言い過ぎかもしれませんが、間抜けそのものです。

今の交渉は、おそらくロシアの望む「えさ」、「見返り」の協議です。その行方を双方が見守っているだけです。双方が外交努力を続けるといっているのはある程度の感触はある、ということです。

Next: ロシアが満足する回答を得るまでインフレは続く

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