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独居老人の3人に1人が「生活保護以下」の貧乏生活。“長寿リスク”をどう回避する?=川畑明美

老後破産に陥る可能性は大いにある

老後破産は、収入の額に関係なく起こりうる問題です。

収入が多いからといって「自分には関係ない」と決めつけて何も対策を取らないと、老後破産に陥る可能性は大いにあります。

例えば、収入が多い人でも、貯蓄をせず散財してしまうことで老後破産に繋がるケースがあります。いつでも収入が途絶えるリスクはあるため、注意が必要なのです。収入が多い人であっても、早い段階から対策を取ることが大切です。

また、しっかり貯蓄をしていた方でも、以下など老後破産してしまうキッカケがあります。

・親やパートナーの介護にお金がかかる
・子どもが引きこもりなどで自立しない
・配偶者や家族の病気の治療費が高額だった
・退職金で独立起業して失敗した

このように、想定外の出費はあるものです。

長寿もリスクに。老後破産を回避するには「お金の計画」を作ること

それを回避するには、しっかりとお金の計画を作ることです。

まずは、収入と支出を把握する。支出がわかったら、年金の支給額の範囲内で生活できるのかを確認します。

年金収入で足りない場合は100歳まで寿命があると考え試算します。もっと早く寿命を迎えると思っていても、そうならないケースもあります。長寿はめでたいことですが、長寿がリスクに
ならないように試算して、備えておくことです。

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image by:Glowonconcept / Shutterstock.com
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教育貧困にならないために』(2022年2月12日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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