1,000万円の投資資金をどう振り分けるのが正解か。相場が乱高下している現在でも有効なのは、天才投資家と言われるウォーレン・バフェットとジム・ロジャーズの投資手法です。(『花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編』花輪陽子)
※有料メルマガ『花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編』2022年3月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
外資系投資銀行を経てFPに。2015年からシンガポールに移住。ジム・ロジャーズ著『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』(講談社+α新書)をインタビュー監修。『シンガポールで見た日本の未来理想図』(講談社+α新書)『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)など著書多数。「ホンマでっか!?TV」「有吉ゼミ」などテレビ出演や講演経験も多数。
「資産1,000万円を最適に投資する方法は?」
こんにちは。シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
匿名で「資産1000万円を最適に投資する方法は?」というご質問をいただきましたので、回答させていただきます。
世界三大投資家のウォーレン・バフェットは「10%の現金で米国短期債を買い、残る90%の現金でS&P500に連動する非常に低コストのインデックスファンドを買う」のが良いと言っています。
※参考:ウォーレン・バフェットが個人投資家に勧めた投資法? -マネックス証券(2019年7月11日配信)
私の回答は、以下になります。
・外債ファンドなどの債券:30%
・商品(コモディティ)・不動産(REIT)・オルタナティブ:20%
上記に分散して、長期投資をする。
年齢やリスク許容度によっては、株式と債券等の配分を反対にしてもよいと思います。
株、債券、商品は、異なる値動きをします。特にインフレがひどい時代には、商品をポートフォリオに加えておくことが株式の下落リスクのヘッジとして非常に有効です。
債券に関しては注意が必要なので終盤で説明します。
コモディティ(商品)が株式の値下がりをカバーしてくれる
私は試験的に1,000万円くらいのポートフォリオを複数つくって、結果を検証しています。
この相場では、ポートフォリオにコモディティ(商品)を入れておくことによって、株式の値下がり以上の利益を与えてくれました。
残念ながら、ウクライナ情勢は長期化し、泥沼化するリスクも十分に考えられます。
米の軍需企業の多くは株価が急上昇しており、中東などの産油国なども恩恵を受けます。その場合、さらなる原油価格やコモディティ価格の上昇も考えられます。