商品の高値掴みに要注意。ウォーレン・バフェットはどうヘッジしていた?
ただし、商品は配当をまったく生みません。高値で掴んでしまうと、インカムも生まずに塩漬けになるために注意はあります。
ウォーレン・バフェットはコモディティへの投資を好まず、代わりに総合商社、金の鉱山の会社などを2020年に取得しています。
関連する株式を保有する方法もあるかと思います。
ジム・ロジャーズも「商品(コモディティ)」と言い続けていた
同じく世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏も、2020年からコモディティ(特に金と銀)と言い続けていました。
皆がビットコインや米国株に目がくれるなかで、割安になっていた金や銀などのコモディティを仕込んでおいたら、大きな利益を上げることができたでしょう
ジム・ロジャーズ氏は、仮想通貨に関しては「政府が規制するリスクがある」と述べています。ウクライナ危機によってそのリスクが高まっているように感じます。
そのような理由もあって、ボラティリティが高い状態になっているために注意する必要があります。
『ジム・ロジャーズが語る商品の時代』(日経ビジネス人文庫)は名著で、今、読むべき投資の本としてかなりおすすめです。ひどいインフレが続き、株式が厳しい時代にも投資で利益を上げるヒントを知ることができます。
株式投資はマイナスに慌てず長期目線で
また、株式投資に関しては、当面はマイナスを覚悟して投資をしたほうがよいでしょう。
しかし、いずれ商品と株のサイクルがまた入れ替わるので、その後に一気に株が上昇する可能性もあります。
短期ではマイナスになっても積立投資をやめるべきではなく、安い時期に優良な株式を仕込んでおいて、10年~20年スパンで粘り強く長期投資を続けると実りを結ぶのです。