間違っていないのに、なぜ黒田さんは前言撤回?
では、なぜ黒田さんは発言を撤回したのといえば、これは岸田さんの方針でしょう。
岸田さんというと、何もやっていないという印象ですが、今回、骨太の方針「新しい資本主義」の中身を示しました。
この中身は私にはよくわかりません。また、具体的には何がしたいのか、さっぱりわからないです。「所得倍増」と言いますが、この方針で達成できるのか、よくわからないと思います。
ただ言えることは、時給1,000円以上という具体的な目標を掲げています。これを1分に換算すると約16円です。
自分の大事な時間を労働に充てる時間として、大事な時間が1分たったの16円…。みなさん納得がいきますか?安すぎるでしょ。
その1分の間、与えられた仕事以外のことをやってはいけませんし、全身全霊で取り組むことが求められて、16円ですか。共産党や民主党が企業の搾取と騒ぎ立てる気持ちもわからなくはない、ということです。
この利益に対する分配がおかしい!というのであれば、納得できます。どう考えても、対価としては「安すぎる」とは思います。
なぜか上がる政権支持率
岸田さんの支持率は下がり続けると予測はしていますが、反して、どんどん高くなっているということです。
おそらく「新しい資本主義」構想を発表したときに、分配を行うということに大きな反発を覚えたものですが、その後、この政権は頭にくるようなことは言わなくなっています。
これが政権支持率の上昇の要因なのかな、と思います。久しぶりに黒田さんの発言は民衆を刺激したのではないのかな、と思います。
ただ、皆を喜ばせるのが政治だと思いますが、そんなことが永続できるのかな、とも思っています。
政治というのは、皆さんの希望を叶えることが仕事であり、戦争を継続させようとするアメリカや西側諸国の武器供与などよりは、よほどまともなような気がするのは私だけでしょうか。