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なぜ正しいのに炎上?日銀総裁「家計が値上げを受け入れている」発言を裏付ける2つの統計=角野實

マーケットは1か月前との比較で動いているの意味

当メルマガでは、何度も「マーケットは1か月前と比較して動いている」をお伝えしていますが、意味がよくわからないという方が多いと思います。

上記はアメリカ国債10年物利回り、ちょうど1か月間の動きです。

これは1時間足になりますので、5月9日の高値を迎え、その後、金利が低迷をしたのでこれ以降、おそらく、金利は先月より高くなります。これを指しているだけの話です。

たとえば、ISM製造業は前月比0.6ポイント高になりましたが、金利も先月よりも0.7安いところで下げ止まっています。つまりISM製造業が先月よりも高いのは、金利が下がった結果だということになります。

そのほかの銘柄も、だいたい似たような感じになっており、為替も株価も、ということです。この6月7日〜10日を経過していけば、すべてが前月比高になってしまい、そこからマーケットの訂正が始まるよ、と言っているのです。

つまり、この辺は戻り頭になるよ、と言っているのです。

参考までに日経が買われているのは、あくまでも国民の所得や雇用が改善されたからではなく、円が安いからです。

なぜなら、株価というのは企業の業績の結集であり、庶民の生活は直接的には原因とされません。間接的にならば、関係がありますが。

さきほどの説明で日経が上昇している原因はこれか、と思った方が多いと思いますが、株価にはあまり関係がありません。あくまでも円安での上昇であり、日本経済がまともになったからではなく、円安によって、円を持っているよりも株で持っている方が儲かるから上昇しているという根源のところを間違えてはいけない、と私は思います。

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角野實のファンダメンタルズのススメ』(2022年6月8日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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