fbpx

米国市場総悲観論に僅かな光。夏の上げ相場で株式ファンドに一部投資家回帰の動き=まーしー

荒れる米国相場に、個人もプロも投資家は総悲観論に陥っていましたが、夏の上げ相場で一部の投資家は株式ファンドに戻る動きを見せ始めました。今が底入れのタイミングとなるのでしょうか?『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』)

【関連】小麦粉も油も…相次ぐ「値上げ」で株価上昇が期待できる業界トップ3と有望銘柄とは?=栫井駿介

※本記事は有料メルマガ『『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』2022年8月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:まーしー@米国株投資家
大人気Twitter「まーしー@米国株投資家」の発信者。Twitterフォロワー数は53,000人。著書である「33歳で年収300万円台でも 米国株投資で爆速1億円 」で米国株投資人気に火をつける。有料メルマガ『まーしーによる米国株投資で億のほそ道』では、個別株投資家向けの爆益狙いの投資情報を現在進行系で配信中。

夏の上げ相場で投資家回帰の動き

米国株式市場では、夏の上げ相場を目にして投資家が株式ファンドへと戻り始めているとの記事がWSJにありました。

リフィニティブ・リッパーのデータによると、先週17日までの2週間に株式ミューチュアルファンドと、上場投資信託(ETF)に投資家の資金が純額ベースで117億ドル流入しました。それ以前の6~7月には株式ファンドから441億ドルの資金が流出しており、2カ月連続の流出は2020年12月~21年1月以来だ。

しかしながら、2カ月以上前に付けた安値から株価は上昇を続け、一直線とはいかないものの株式ファンドに対する意欲が回復している。S&P500種指数は6月16日から約13%上昇した。

出典:THE WALL STOREET JOURNAL(2022年8月26日配信)

個人投資家、投資のプロも悲観論が弱まっている

私の保有株はといえば、FRB幹部による「早急利下げ懐疑論」をキッカケに株価上昇の一部は消し飛んだ直近の一週間でしたが、一部の指数は確かに底堅い値動きをしている印象です。

高止まりするインフレやFRBの利上げ継続方針など、投資家が懸念する材料は多いです。さらに、景気には減速の兆しがあり、企業が市場の期待するような力強い利益成長を実現できるかどうかにも疑念も広がっています。

ホラン・キャピタル・アドバイザーズのデービッド・テンプルトン氏は、相場は「6月の安値からうまく回復し、投資家は心地よさを感じ始めている」と述べています。市場では、相場は十分に下落したため割安な銘柄が増えていると考える向きがあり、テンプルトン氏もその1人です。

米個人投資家協会(AAII)の直近の調査によると、今後6カ月の間に株価が上昇すると予想する個人投資家の割合は33%となり、6月時点の18%から上昇しました。これは相場への懐疑的な見方が後退している兆候だとも読み取れます。ただし、長期平均である38%は依然として下回っている点には留意しておきたいです。

また、投資のプロの間でも悲観的な見方が弱まっているようです。バンク・オブ・アメリカグローバル・リサーチが資産運用担当者を対象に実施した8月の調査によると、株式への投資配分比率は長期平均を下回ったものの、2008年10月以来の低水準だった7月からは上昇したようです。

こういった内容の記事は前号に続き、相場の明るい面を映しています。私自身も米国株は最近の底値が今年の最安値になる可能性があると考えています。先ほども申し上げましたが、事実FRB高官による利下げ懐疑論後も、私の保有株の直近の値上がり分「帳消し」とはなりませんでした。

Next: 底打ちは誰にも予想できない。勝つのはストロングホールダー

1 2
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー