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日経、下値メドは15,900円/ダウは下げ止まるか~株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ニューヨーク・ダウ 下げ止まることができるか〜米国市場分析

ニューヨーク・ダウ ペンタゴンチャート

ニューヨーク・ダウ ペンタゴンチャート

先週のレポートでは、B点に注目した。ペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるB点を通過することで相場の流れが変わるのか否かがポイントになったからだ。実際には、B点以降も下げ止まることなく、やや株価水準を下げてきている。

次の注目日は5月26日前後である。
A点水準:約18,100ドル
B点水準:約17,000ドル

今週のポイントは、下げ止まることができるのか否かということである。

あくまでも個人的見解

BCラインに注目したい。先週末に到達したBCラインが下値支持線になるのであれば、下げ止まりから落ち着いた動きになっていくことが期待されるからだ。逆に言えば、割り込むとBDラインを試す動きから、次のペンタゴンが右下に描き足される可能性も出てくる。

値動きのポイント

依然と上昇エネルギーの強い相場は維持されている。再度上昇に転じた場合の上値のメドとしては18,100ドル前後を考えておきたい。下落エネルギー相場への転換のポイントは赤丸水準の16,750ドルを終値で割り込むことである。

現在のシナリオ

上値は重たいものの基本的には底堅い動きになっていく可能性がある。下値支持線BCラインの手前から同事線を示現したり、下ヒゲの長いローソク足が出現したりしているからである。また、BCラインを割り込んでも、BDラインも下値支持線として控えている。

第2シナリオ

軟調な展開が鮮明になっていく可能性も出てきた。B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した後も下落が続いている。また、ACライン水準から値を下げてきているのだが、ACラインは上値の大きな節目であり、その節目を再確認した形になっているからである。特に、BDラインを割り込むと弱気が広がるであろう。

なお、MACDは緩やかながらも下落トレンドを示している。スローストキャスティックスの数値は下落が続き、ひと桁の売られ過ぎ状態に入ってきた。

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