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楽天24、突如“半額クーポン”出現でユーザー大狂乱も注文キャンセルの公算大?やらかした担当者には「胸が張り裂けそう」と同情の嵐

楽天市場内で日用品や化粧品、食品などを取り扱っている公式ショップ「楽天24」で、全品が半額になるというお得すぎるクーポンが突如登場。何らかのバグかミスによるものではないかと取沙汰されるなか、多くのユーザーがそれを用いて買い物を行うという“祭り”に発展したようだ。

話題となっているクーポンが出現したのは、どうやら22日未明ごろの模様。その情報は、いわゆるポイ活界隈と呼ばれる層を中心にあっという間に広がり、一時はトレンドに「楽天24」というワードが浮上するなど、SNS上は騒然となったようだ。

クーポン自体は夜明け前には消えてしまったようだが、その前に気付いた者のなかには“めったにないチャンス”ということで、眠い目をこすりつつそのクーポンを利用しての買い物に勤しんだ者が多くいたようである。

懐かしの“丸紅ダイレクト祭り”を思い出す者も

現在、複数店舗での買い回りでポイント倍率が高くなるという、お馴染みのキャンペーン「お買い物マラソン」が開催中の楽天市場。

さらに、今回取沙汰されている「楽天24」でも、このお買い物マラソンと連動した「楽天24グループ対象店舗 ポイント大還元祭!」と銘打った、いわゆるポイントバック企画を行っていたとのこと。このように、平常時と比べてサイトへの注目度が上がっていたことも、今回の“祭り”の急拡散に拍車をかけた可能性もありそうだ。

ちなみに今回出現した半額クーポンだが、どうやら使用制限や購入制限がなく、別のオフクーポンとの“併用”も可能だったようで、例えば30%オフのクーポンとともに使えば、実に80%のオフとなっていた模様。

Amazonなど他のショッピングサイトと比べて、売値が少々高いイメージがあるとの声が多い楽天24の商品だが、流石に80%オフともなれば相当な格安になるのは明らかということで、飛びついた人が多かったというのも頷けるところである。

いっぽうで、このようなショッピングサイトにおける突如の“安売り”騒ぎといえば、SNS上でも思い浮かべる人も多かったのが、2003年11月に発生した“丸紅ダイレクト祭り”。

丸紅の直販サイト「丸紅ダイレクト」で19万8,000円という価格で売られるはずだったパソコンが、ミスにより1万9,800円と値付けされているのが当時のネット掲示板で広まり、そのパソコンが多数の人々に買われてしまったという、当時大騒ぎとなったこの出来事。

丸紅側は当初、注文のキャンセルにくわえ返金という対応を行ったものの、そのことに抗議する者が続出し収拾がつかなくなったため、実際には1万9,800円で販売するケースも発生。そのため、さらに揉めるという事態となり、最終的には同直販サイトは翌年に閉鎖の憂き目となったのだ。

やはりキャンセル?楽天24からの公式アナウンスは…

この“丸紅ダイレクト祭り”を教訓に、今ではどのショッピングサイトも誤表示価格での商品売買契約が成立しないように配慮した規約を設けるようになったのだが、翻って今回の楽天24の件をみてみると、恐らくは運営側のミスによる半額クーポン出現であろうというのが、多くのユーザーによる見立てではあるものの、今のところ楽天24側からは、正式なアナウンスはないといった状況。

明らかな価格誤表示であれば、注文キャンセルといった流れになるのが、今ではこの手の話の通例となっているようなのだが、今回の場合はクーポンに絡んだ話ということで、価格誤表示とは少々状況が異なるということもあり、果たして今後どういった処理になるのかといった点に、大きな注目が集まっているところのようだ。

今回は深夜の出来事だったとはいえ、SNS上のトレンドに浮上するまでの“祭り”となったということで、半額クーポン利用者は想像以上に多く、なかには数十万円単位の買い物をしたという猛者もいたとのこと。

となれば、半額クーポンを認めれば大損となることは間違いなさそうな反面、逆に注文キャンセルということにしたとしても、注文数も相当なものと想像されるだけに、キャンセルの処理も大変なうえに、批判の声も少なからず寄せられることも考えられるところである。

それだけに、SNS上ではそんな“やらかし”を犯してしまった担当者に対して、「ちょっと同情しちゃった」「マジでご愁傷様」「胸が張り裂けそう」などと、その心中如何にといった反応も、大いに飛び交っているといったところのようだ。

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