ロシアとイランの関係も驚くほど親密で良好な状況に
イランは、BRICS入りを決定する以前からロシアとの関係を非常に重視しており、最近ではインドのムンバイとロシアのモスクワを船・鉄道・道路で結ぶ全長7,200kmの複合輸送網(通称「INSTC」)の実現に力を入れています。
これが完成しますと、インド・イラン・アゼルバイジャン・ロシアを結ぶ形で、周辺の海路を一切利用せずに荷物の輸送を実現することが可能になります。
そうなれば、ロシアからの原油輸出も簡単になり、しかもコストは30%削減。時間的には40%もの短縮が可能となると見られています。
これにより、米国の関与を一切許さないイラン・BRICS加盟国・中東のアラブ主要国との連携は過去にないほど高まりをみせている状況です。
日米ともにまた中東の石油戦略に翻弄されて撃沈もありうる状況
支持率低迷にあえぐ岸田首相は、とにかくバイデンの仰せのとおりにグローバルサウスにも中東にもアフリカにも過分なカネ配りを行っています。
この動きもよくよく見ると、キーになる国との関係は何ひとつ改善されておらず、中東の反米経済攻撃が激化すれば米国よりも先に日本が凄まじいダメージを追いかねないところにあることがわかってきます。
とにもかくにも個人投資家はこのあたりの動きにしっかり目を凝らし、不測の事態に巻き込まれないよう振る舞う必要がでてきています。
とくに想定を超えるような米債の利回り上昇が示現した場合、ドル円が金利についていくのか、原油高の逆相関で下落に転じるのかは、しっかりと見極める必要がありそう。ここを間違うと、とてつもない損失に見舞われることは常に意識しておかなくてはなりません。
市場はぼんやりモラトリアムな時間からいきなりクリティカルな時間へとシフトしようとしています。日頃以上の注意が必要な時間帯です。
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- 遠くの戦争は買いとか間抜けなこと言っていると大損するかも(10/12)
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- 日銀、物価見通しを上方修正の報道でざわつく為替市場(10/11)
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- 9月雇用統計は発表数値悪化に注意(10/6)
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- 日本円は既にG7の中のトルコリラ状態~岸田・植田体制の金融政策はアベクロを下まわる劣化状態に(10/5)
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- とうとう150円突破のどる円~介入もどきも出現して俄然相場は緊張状態に突入(10/4)
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- ドル円の中心的テーマはすっかり介入に(10/3)
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- 9月11日ロンドンタイム分析版(9/11)
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今市太郎の戦略的FX投資
今市太郎の戦略的FX投資
』(2023年10月17日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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