「クレジットマスター」とは、クレジットカード番号の規則性からカード番号を割り出し、その番号を「名義」入力が不要なショッピングサイト等で「有効期限」「セキュリティーコード」と組み合わせて、総当たりでテストすることにより、実在する番号を割り出す不正行為です。
三井住友カードのホームページに詳しく紹介されています。
※参考:多くの人が被害に遭っているクレジットマスターって知ってる?手口や被害を防ぐ方法を徹底解説! – 【ヒトトキ】三井住友カード(2021年12月22日配信)
要は、誰にも盗まれないように、クレジットカードを厳重に保管していても、情報が盗まれて不正利用されるのです。
ほとんど使用していなくても、ネットサイトに登録していなくても、クレジットカードを作ったきり一度も使っていなくても、不正使用の詐欺に遭うということです。
恐ろしい…。
古くからある手口ではあるものの、近年「bot(自動作業プログラム)」などを使用することで、少ない手間で無数に割り出し行為を行えるようになってしまいました。
これにより、今までは不正に入手したカード情報を元に、1人に対して数万円から数十万円の高額な不正利用を行っていたのが、大量にカード情報を得ることができるので、発覚しにくい数百円・数千円の少額な不正利用を大勢の人に行うという形に変わりつつあるのです。
私たちにできる自己防衛策は…
私たちにできることといえば、「決済をするたびに、通知が来る」ように設定しておくことです。そして、不正利用されていると気がついた場合は、24時間以内にカード会社に連絡することなのです。
今は、「二段階認証」や「ワンタイムパスワード」など、無料で設定できるセキュリティーがあります。
キャッシュレス決済の普及には、どうしてもついて回る不正対策です。
国内クレジットカード業界全体は資金決済後のカードの不正利用対策として、不審な取引情報を同時に共有するシステムを構築し、商品発送を素早く停止するようにはしました。
※参考:クレジットカード、不正対策で30社連携 商品配送を素早く停止 【イブニングスクープ】 – 日本経済新聞(2024年11月18日配信)
でも大切なことは、一人ひとりのセキュリティーの意識を高めることです。キャッシュレス時代を事故なく生き抜くには、何よりも重要なことなのです。
カードを持っているだけで不正に使用される時代が来るなんて、いやぁ、注意喚起の意味も込めて、いま話題の大事な情報を共有させていただきます。 ※2024年11月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。 ※本記事は、『らぽーる・マガジン』 2024年11月25日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。 ※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込330円)。
『
らぽーる・マガジン
らぽーる・マガジン
』(2024年11月25日号)より 初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中 [月額330円(税込) 毎週月曜日]
<初月無料購読ですぐ読める! 11月配信済みバックナンバー>
<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部によるらぽーる・マガジン
絶対に知るべき重要な情報なのに、テレビなどが取り上げないことで広く知らされていないニュースを掘り起こし、また、報道されてはいるけどその本質がきちんと伝わっていない情報も検証していきます。情報誌は二部構成、一部はマーケット情報、マーケットの裏側で何が動いているのかを検証。二部では、政治や時事問題、いま足元で何が起こっているのかを掘り下げていきます。“脱”情報弱者を求める人、今よりさらに情報リテラシーを高めたい人はぜひお読みください。CFP®資格の投資ジャーナリストが、毎週月曜日にお届けします。







