レーザーテックの直近の業績
ここでは、レーザーテックの直近の業績についてみていきます。
直近の業績を観察すると会社の特徴や調子がわかるため、今後の見通しを立てやすくなります。
ここでは以下のことについて解説していきます。
- レーザーテックの直近の売上動向
- レーザーテックの直近の受注高
- 直近の営業利益は40%
それぞれ解説していきます。
<レーザーテックの直近の売上動向>
これが、レーザーテックの四半期ごとの売上動向です。
レーザーテックの業績は長期でみると右肩上がりに成長していますが、四半期ごとではばらつきがあります。
理由としては装置の価格が1台当たり約100億円と大きな金額ですが、売上として記録される納品時期は顧客の都合でコントロールできないからです。
そのため、短期的な業績を読むのは難しい企業であると言えます。
レーザーテックの製品別売上も見ておきましょう。
水色から上の部分が、最先端向けの欠陥検査装置の売上です。
レーザーテックの売上の約7割を占めています。
<レーザーテックの直近の受注高>
受注高でみると、半導体関連装置の受注は過去最高です。
2025年1Qからは受注高の開示はされなくなってしまいますが、2025年1Qの受注が弱含んでしまった可能性があると報道されています。
2025年1Qで受注が弱含んでいるという噂は、恐らく最新iPhoneの需要がひと段落したことによるものでしょう。
つばめ投資顧問は、受注高に影響を与えるものとして買いたくなるスマホがでるのかがとても重要だとみています。
これまでとは違う新たなコンセプトの製品が出ると、最先端の半導体の需要が増加しその時にレーザーテックは大きな恩恵を受けると予想しています。
<直近の営業利益は40%>
レーザーテックの、直近の営業利益率は40%です。
高利益率の理由は、レーザーテックの欠陥検査装置がないと最先端の半導体が作れないという1社独占状態になっているからです。
売上動向の節でも解説しましたが、レーザーテックの欠陥検査装置は一台当たりの値段が100億強と言われています。
100億を超える高額な装置でも需要があるため、このような高い利益率をだせています。