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日経平均株価の奇妙な一致。市場で囁かれる「91~93日周期説」=櫻井英明

無料メルマガ『兜町カタリスト』櫻井英明さんのアノマリーシリーズ。今回は日経平均にまつわる不思議な「91~93日周期説」のほか、覚えておきたい数字をご紹介します。(『「兜町カタリスト」』櫻井英明)

「兜町カタリスト」水曜前場 2017年3月29日号より

NY株式市場、3指数揃って反発上昇の理由は?

NY株式市場は3指数揃って上昇した。背景はコンファレンス・ボード3月消費者信頼感指数が約16年ぶりの高水準で着地したこと。そして2月の貿易赤字が大幅に縮小。1月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が大幅な伸びとなったこと。経済指標の好調が重なったことと解釈された。

しかし、先週と今週で経済の状況に大きな変化があったわけではなかろう。先週来のNYダウ8日続落を主導していた理由は、トランプ政権の政策遂行能力だったはず。「トランプスランプ」という指摘もあった。いまさら良好な経済指標という解釈はどこか変だろう。

前日までのNYダウの8日続落は、2011年8月以来、約5年半ぶりだった。これは9日続落となると1978年以来のこととなるから、ココを避けた自立反発とした方がスッキリする。

もっともNYダウは、トランプラリーで2700ドル上昇して520ドル程度の下落。続落といっても、それほどの下落でなかったことも事実だ。暴落指標とされるスキュ指数やヒンデンブルグオーメンの点灯などが持ち出されれば、一時的反発があってもおかしくはないとも言える。

個別で指数をけん引しているのは、過去最高値を更新中のアップルだ。第1四半期決算を発表した1月31日から株価は20%近く上昇した。

消費者信頼感指数は125.6と2月の116.1から上昇。2000年12月以来の高水準を記録した。雇用をめぐり楽観的な見方が拡大し、業況感の改善も寄与した。トランプ大統領当選以来、減税や規制緩和など政策に対する期待から大幅に上昇してきている。もっとも今回のCB消費者信頼感統計調査は、オバマケア代替法案の撤回に追い込まれる前に実施された。このことはあまり考慮されていない。イエレンFRB議長の講演は内容的に不発で通過。

配当落ち日新年度に期待感

月曜の下落幅(276円安)を埋められなかったが、火曜の日経平均株価は217円高と反発。下落幅の78%を戻したことになる。「結局19500円より上では売られるが19000円より下では買いが入る。今年のパターンの反復」という格好だ。「目先は下を試した後だけに上昇期待」という声も聞かれる。

東証1部市場の値上がり銘柄数は1804で全体の89.7%。大発会の1851銘柄に次いで今年2番目の多さだった。「配当の再投資分が約6000億円と過去最高。例年配当付き最終日にこの買いが入ってきた」というのは月曜でも分かっていたはず。でも市場は見えないフリだった。

興味深い「91~93日周期」説

興味深い市場の声は「91~93日周期」説。2015年9月安値→16年2月安値→16年6月安値が期間91日。→16年1月までが93日だった。この1月安値から93日目が月曜の安値(18932円)。日柄は奇妙に一致している。

日経平均株価 週足(SBI証券提供)

日経平均株価 週足(SBI証券提供)

シカゴ225先物終値は、大証日中比145円高の19185円。
大証先物終値は、同150円高の19190円。
空売り比率は、前日の41.1%→39.0%まで低下した。
日経VIも、前日の19.75→17.892まで低下。
続伸期待の水曜日となる。
ただ受渡ベースでは4月入り。
権利配当落ち分は日経平均で約130円、TOPIXで約13.7ポイント。
これを即日埋められるかどうかが今日の課題だ。

覚えておきたい数字

昨年比プラス基準は19114円
3月月足陽線基準19393円
3月SQ値19434円。3月上昇→5月下落、3月下落→5月上昇(3月と5月は逆相関)。
25日移動平均19357円(マイナス0.80%かい離)
ボリンジャー:プラス1σ19545円、プラス2σ19732円
マイナス1σ191969円、マイナス2σ18982円
75日移動平均19247円(マイナス0.23%かい離)
200日移動平均17690円(プラス8.55%かい離)
一目均衡の雲の上限19103円
勝手雲の下限19335円、上限19506円、4月4日に黒くねじれ。

安部首相の動向

安部首相が平日に公邸泊から私邸泊に戻った。3月23日に東京吉兆で経団連名誉会長と会食して以来のこと。昨夜は銀座のステーキ「かわむら」で高村副総裁、二階幹事長、古谷選対委員長らと2時間あまり会食。9時29分に私邸に戻った。この顔ぶれは衆院選見送りの会合だったのかどうか。予算も参院通過して余裕が出てきたということだろうか。首相動向にしばらく夜の会合が登場しなかったので警戒していたが、ようやく解けた印象。

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「兜町カタリスト」』(2017年3月28日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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