ポンド/円(GBP/JPY) 重たい動き
先週のレポートでは、B点に注目した。B点が位置する時間帯を通過することで、流れが変わるのか否か、換言すれば、下げ止まることが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、取引時間中の安値を下回ることなく、少し落ち着いた動きを見せたのだが、大陰線の実体部分にあたる終値を超えることが出来なかった。次の注目日は7月6日前後である。
A点水準:約137円50銭
B点水準:約141円50銭
C点水準:約130円
D点水準:約148円
今週のポイントは重たい値動きは続くのかということである。
あくまでも個人的見解
C点に注目したい。週央にC点が位置する時間帯を通過する。したがって、流れが変わることが出来るのか否かがポイントになるからだ。
値動きのポイント
下落エネルギーの強い相場が続いている。離脱決定後も混迷が増しており、ポンドも戻りも弱い動きになっている。故に、先日の下ヒゲの水準を割り込む可能性も払拭できない。むしろ、終値で割り込むと更に下値不安が広がることになる。下値のメドは青線水準の130円前後を考えたい。短期的に下げ止まりから落ち着いた動きに転換するには、赤丸水準の148円を終値で超えることである。
現在のシナリオ
軟調な展開が続くことが考えられる。まず、BCラインに沿って再び下落に転じている。そして、一番気になるのは、先日の大陰線の下ヒゲの範囲内での値動きしかなく、陰線の実体部分に戻る力に欠けていることである。
第2シナリオ
下げ止まりから落ち着いた動きになっていく可能性も残っている。下値支持線CDラインが控えている。また、C点が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。
なお、MACDは下落トレンドが続いている。スローストキャスティックスの数値は下落が続き、20%を割り込み、売られ過ぎ状態に入ってきた。
今週のペンタゴン(NZドル/円)
今週のNY金(NY金 週足)
※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2016年7月3日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。月初の購読は特にお得です!
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