米国株式市場はまちまち。ダウ平均は302.30ドル安の48114.26ドル、ナスダックは54.05ポイント高の23111.46で取引を終了した。
雇用統計の強弱まちまちの結果を受け、寄り付き後、もみ合い。その後、労働市場の減速を警戒した売りが強まり、ダウは下落した。ナスダックは連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ軌道が変わらないとの見方や議会下院が人工知能(AI)インフラを支援する法案を巡り承認に向け進展したことを好感し、終盤にかけ、プラス圏を回復。まちまちで終了した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落。
格安航空会社のサウスウエスト(lUV)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。航空会社のユナイテッド(UAL)は原油安に伴うコスト減少期待に、買われた。ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)は傘下のインスタグラムのTVアプリケーションサービス開始発表を好感し、上昇。半導体のエヌビディアは中国向けAIチップH200の需要増加に伴う生産拡大を検討しているとの報道で、買われた。
オンライン決済のペイパル・ホールディングス(PYPL)は国内銀行免許申請を明らかにし、上昇。ステーブルコイン企業のサークル・インターネット・グループ(CRCL)はクレジットカード会社のビザ(V)が顧客の決済で同社のUSDCコインでの支払いを承認したため、上昇。石油・天然ガス生産会社のエクソンモービル(XOM)は原油価格が5年ぶり安値付近まで下落したため、収益減を警戒し、売られた。
住宅建設会社のレナー(LEN)は取引終了後に四半期決算を発表。業績見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。
HorikoCapitalManagementLLC
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