12日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。原油相場の高騰が続くなか、インフレ圧力をにらんだドル買いが続く見通し。ただ、心理的節目の160円が視野に入り、日米協調介入への警戒感が重石となりそうだ。
前日は中東紛争の長期化を見込んだ原油高で、ドル買い先行。また、この日発表された消費者物価指数(CPI)は観測通り前回から横ばいとなったが、今後の緩和的な金融政策に対する思惑は後退し、ドル買いを支えた。ユーロ・ドルは1.1560ドル台まで落ち込み、ドル・円は心理的節目の159円に接近した。本日アジア市場でNY原油先物(WTI)は1バレル=94ドル台に再浮上し、ドル買い継続。ドル・円は159円台で推移した。
この後の海外市場は引き続き中東情勢にらみの展開。早期終結にメドがつかず、ホルムズ海峡の安全性への懸念で原油相場が一段高ならドル選好地合いが続くだろう。また、明日のコアPCE価格指数は底堅い内容が予想され、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期がさらに後ずれする可能性からドル売りは抑制される見通し。ただ、今晩の新規失業保険申請件数が弱い内容なら減速懸念でドル買い一服。高値圏では日米協調介入を警戒したドル売り・円買いも想定したい。
【今日の欧米市場の予定】
・20:00 トルコ中央銀行政策金利発表(予想:37.00%、前回:37.00%)
・21:30 米・1月貿易収支(予想:-679億ドル、前回:-703億ドル)
・21:30 加・1月貿易収支(予想:-11.1億加ドル、前回:-13.1億ドル)
・21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(前回:21.3万件)
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