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12日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、イラン紛争の長期化懸念を警戒

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12日の香港市場は続落。主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比182.00ポイント(0.70%)安の25716.76ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が4.97ポイント(0.06%)安の8699.55ポイントで引けた。

米国とイスラエル、イランを巡る軍事衝突の長期化懸念が意識され、投資家のリスク回避姿勢が強まり幅広い銘柄に売りが出た。原油価格など資源市況の先高観を背景に関連株が買われ、指数は午前に上昇する場面もあったが、地政学リスクへの警戒感が重荷となり次第に上げ幅を縮小させ、下げに転じた。エネルギー価格上昇への思惑は下値を一定程度支えたものの、不透明感から積極的な買いは限られ、引けにかけて利益確定売りも重なり小幅ながら2日続落となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品株に売りが目立った。石薬集団(1093/HK)は4.5%安、信達生物(1801/HK)は2.9%安、薬明生物(2269/HK)は2.8%安と下落した。医薬セクターは利益確定売りが優勢となり、バイオ医薬関連銘柄を中心に軟調な値動きとなった。加えて農夫山泉(9633/HK)は4.4%安と大きく下げ、消費関連株にも売りが波及。ディフェンシブ銘柄の一角でも資金流出がみられ、指数の上値を抑える要因となった。

不動産株にも売りが広がった。洛陽モリブデン(3993/HK)は3.9%安、恒基地産(0012/HK)は3.2%安、新鴻基地産(0016/HK)は3.0%安と下落。不動産株は香港不動産市況の先行きに対する慎重姿勢が重荷となり、主要銘柄に売りが波及した。このほかスポーツ用品の李寧(2331/HK)など消費関連株の一角にも売りがみられ、指数構成銘柄の下落を広げた。

反面、エネルギー・素材株の一角には買いが入った。中国海洋石油(0883/HK)は3.7%高、中国宏橋(1378/HK)は4.0%高と上昇し、資源関連株が相場を支えた。信義玻璃(0868/HK)は2.5%高。さらに物流株の京東物流(2618/HK)は4.2%高と上昇率上位となり、景気関連株の一部に押し目買いが入った。資源株や金融株の上昇が指数の下支え要因となった。

中国本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.10%安の4129.10ポイントで取引を終了した。

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