fbpx

オイルショック再来なら投資チャンス?インフレ時代の勝ち組セクターと避けるべき業界=栫井駿介

恩恵を受ける業界と避けるべき業界

過去の教訓と現代の構造を踏まえ、注目すべきセクターを整理します。

<恩恵を受けるセクター>

原油高の直接のメリットがある「商社」や「エネルギー関連」の企業には要注目です。

また、地政学リスクの高まりから「防衛関連」も注目されます。

長期的には、エネルギー供給の鍵を握る「原子力関連」や、省電力技術に強みを持つ「省電力半導体・材料メーカー」が非常に有望です。

<避けるべき・警戒すべきセクター>

燃料費が直撃する「航空」や、原材料費が上がる「化学(一部)」の分野には注意が必要です。

特に「EV(電気自動車)」に関しては、世界的な電力不足が深刻化する中で、貴重な電力を自動車に回す余裕がなくなり、ブームがさらにしぼむ可能性があります。
むしろ、車の中で自ら発電して走る「内燃機関(ガソリン車・ハイブリッド車)」の価値が再評価されるかもしれません。

また、インフレで売れないのに原価が上がる「小売・内需系」も、スタグフレーション下では厳しい戦いを強いられます。

長期投資家としての視点

私たちは今、歴史の転換点に立っています。

短期的に原油価格の上昇にベットするのも一つの手法ですが、私たち長期投資家が目を向けるべきは、このエネルギー危機を乗り越えるための「技術」を持つ企業です。

1970年代の日本がそうであったように、厳しい環境下でこそ、真に効率的で社会に必要な技術が花開きます。
株価が大きく下落する局面は、そうした「本物の企業」を安値で拾う絶好のチャンスでもあります。

株価が急激に上昇する「稲妻が輝く瞬間」は、往々にして市場が絶望に包まれている時に訪れます。
歴史から学び、冷静に準備を整えた投資家だけが、その恩恵を享受できるのです。


つばめ投資顧問は、本格的に長期投資に取り組みたいあなたに役立つ情報を発信しています。まずは無料メールマガジンにご登録ください。またYouTubeでも企業分析ほか有益な情報を配信中です。ご興味をお持ちの方はぜひチャンネル登録して動画をご視聴ください。

※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取り扱いには十分留意してください。

【関連】なぜバフェットは「守り」に入る?現在の株価は高すぎ?長期投資家が注視すべき市場のシグナル=栫井駿介

image by:Maksim Safaniuk / Shutterstock.com
1 2 3

バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2026年3月26日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

無料メルマガ好評配信中

バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問

[無料 ほぼ 平日刊]
【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー