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「押してきてくれた」日経平均株価、来週下値メドは19580円前後か(5/12)=橋本明男

来週の日経平均は前半安の後半高と考えられます。為替相場で113円割れがありそうだからですが、来週前半に下げる場面があるならそこはチャンスです。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)

日経平均株価の終値は77円安の19883円、来週の展望は?

「前半安の後半高」を想定

円ドル相場が円高方向に調整を入れてきましたので、呼応するように日経平均も押してきてくれました。大引けは77円安の19883円、TOPIXは6.15ポイント安の1580.71ポイント、出来高は概算22億5千万株で終わって参りました。

今週の日経平均の週足は、大きく窓を空けてコマの様な陰線となり、先週末に比べ438円高という型で終わっております。これを受けまして来週の展望です。

日経平均の変動レンジ
上限 20220円
下限 19400円

以上が計算されます。

日経平均株価 週足(SBI証券提供)

日経平均株価 週足(SBI証券提供)

米ドル/円 週足(SBI証券提供)

米ドル/円 週足(SBI証券提供)

基本的には前半安の後半高と考えられます。どう考えても円ドル相場の113円割れくらいがあると思われますので、それに合わせて限りなく今週空けた窓19480円を目指すと思います。しかし、そこまで下げない。下げても19580円くらいが限界ではないでしょうか。

私の相場観測法で超強気のシナリオを考えた場合、日経平均は6月中旬までに21600円があり得るチャートとなっておりますので、来週前半、下げてくれる場面あらば大勝負です。

決算発表を受けて、急騰するもの急落するもの、明暗が分かれておりますが、急騰したものがそんなにすごい決算かと言えば、何のサプライズもないものばかり。そして今日急落した東邦亜鉛<5707>が71円安の442円ですが、ここまで売られる決算発表ではないと思います。

よって急騰したものは売り場探し、急落したものは買い場探しと考えるのが正解と思います。ここで研究銘柄、神戸製鋼所<5406>の3円安1098円、皆様なりに研究されてみて下さい。1500円あって当然の銘柄と私の相場観測法は考えます。

では皆様のご健闘を祈ります。

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相場コラム『わしの罫線』』(2017年5月12日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。

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