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シラー博士「買われすぎの米国株に一段高の可能性」その真意とは?=藤井まり子

ノーベル経済学者のロバート・シラー博士が再び「アメリカ株は買われ過ぎ、今こそ分散投資が必要」と力説。その上で「まだ上がり続ける可能性がある」とも発言しています。その真意とは?(『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』藤井まり子)

※本記事は有料メルマガ『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』2017年5月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

史上3番目の割高水準、アメリカ株を待ち受けるシナリオとは?

シラー博士「アメリカ株の買われ過ぎ」に警鐘

ノーベル経済学者のロバート・シラー博士が、CNBCで再び「アメリカ株は買われ過ぎ、今こそ分散投資が必要」と力説しています。

今現在のアメリカ株のPERは、29ポイント前後を行ったり来たりしています。
※参考:シラーPER http://www.multpl.com/shiller-pe/

シラー博士曰く、

1998年のシラーPERは、今と同じ水準だった。

ところが、アメリカ株は(1998年のロシア通貨危機を無事乗り越えて)その後2年間上昇を続けた。

その後、(ITバブルで)2000年にはシラーPERは45倍まで上昇した。

今の私はゼロポジションにしろとは言ってていない。なぜならば、今のアメリカ株は(1998年~2000年の時のように)まだ上がり続ける可能性があるからだ。

けれども、私は、今は危険が高まっていると言っている。

とても興味深いお話ですね…。

この日のシラー博士は、再び「アメリカ株は歴史的に割高水準にある」を明言。現在のアメリカ株の水準は、シラーPERで眺めると、「世界恐慌直前の1929年前後」「ITバブル崩壊の2000年前後」に次ぐ「史上3番目」に高い水準なのです。

Next: 「ロシア通貨危機」の再来も?そしてやってくる超巨大バブル

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