「見える化」だけで、お金はどんどん貯まりはじめる!
最初に貯蓄用の口座にお金を分けるだけで、節約を意識するようになります。ここまでできたら、ザックリとでも良いので年間の収支を書き出してみましょう。
<固定費を節約する>
まず、銀行の通帳を記帳して、収入を書き出して1年間の合計を出します。次に引き出している金額を書き出します。その中で、銀行引き落としになっている費用に気が付くと思いますが、それが「固定費」と言われる費用になります。
まずは、この固定費を節約できるかどうかを考えてみてください。例えば、冬に異常に光熱費がかかっている場合、もしかしたら引っ越した方が節約になるケースもあります。夜中にしか家に帰らない人でも、日中に日当たりの良い部屋だと帰ってから暖房をガンガンにかけなくても割と温かいのです。電気料金が下がったら契約のアンペアも見直しましょう。
<変動費を節約する>
先に紹介した20代で年収200万円の高学歴女性には、引っ越しすることと、お米をご実家から支援していただくことを提案しました。ランチもお弁当に切り替えたところ、上司がお野菜をお裾分けしてくれるようになり、少しずつですが、貯金もできるようになりました。
このように固定費の次に考えるのが変動費です。変動費は、現金として引き出した金額の部分です。食費や生活日用品の費用になりますが、これは記録を付けないと把握が難しいのです。
家計簿を付けないといけないとか、難しく考える必要はありません! なるべくレシートの出るところで買い物をして、レシートを1か月取っておくだけでもOKです。私は毎月のレシートを大学ノートに貼っていました。現在でしたら、スマホで撮影してフォルダに分けておくだけでもいいですね。
人によって無駄遣いするパターンが決まっています。例えば、数百円の化粧品をついつい買ってしまう方や、同じ洋服を色違いで購入していたり…。最初は、その無駄遣いの傾向を知るだけでもいいのです。
どんな項目にお金をかけてしまいがちなのかを、理解できればいいのです。その項目の商品は、すぐに買ったりせず、翌日に買うように気を付けてみましょう。翌日になっても欲しいモノであれば購入してもいいのですが、不思議と、翌日には物欲が消えてしまっているものなのです。