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低年収でも「1000万円」は貯められる!20~30代に贈る逆転の貯蓄術=川畑明美

なぜお金持ちは、投資で失敗しないのか?

無理なくお金が貯まってきたら、今度は利率を意識するようにしましょう。お金持ちは投資で失敗しないと、耳にしたことはありませんか?

お金持ちは、しばらく使う予定のない「余裕資金」で投資をしているからなのです。例えば、50万円の貯金があって25万円の株を購入したAさんと、250万円の貯金があって同じ25万円の株を購入したBさんがいたとします。

2人の購入した25万円の株が、10万円に暴落してしまった場合を想像してみてください。

Aさんは元々の総資産50万円が35万円に減ってしまったので、パニックになってしまい、損を確定してしまいます。Aさんは、15万円の損失を出してしまいました。

一方、Bさんは、総資産250万円が235万円に減ってしまいましたが、まだ貯金があるので、値上がりするまでずっと保有を続けました。やがて2年後45万円まで株価が上昇して20万円も儲かりました

つまり、お金持ちは余裕資金が半分以下になってしまっても、慌てることがないのでお金が貯まるのです。最初に話したように、月収の6か月分の貯金ができたら、全体の利率を上げるために、少額から投資を取り入れてみましょう。

投資する時はリスクヘッジを必ず考えよう

総資産の1割を投資にまわして、10%のリターンが得られれば、総額の利回りは1%になります。投資する場合は、リスクヘッジを考えて、逆の値動きをする資産に振り分けましょう。具体的には、株と債券です。現物の株や債券は、ある程度まとまった金額でないと購入できませんので、投資信託からはじめるのも良いですね。

国内の株式国内の債券海外の株式海外の債券この4つを目安に資産を配分してみましょう。わからなかったら、均等割りでもいいです。海外の資産を入れるのは、生活必需品のほとんどを輸入に頼っているわが国では、急激な円安になると生活が苦しくなるからです。

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貯金ゼロ円でも、きっと上手くいく!

最後にまとめです。まずは、何かあっても生活ができるくらいの155万円を目安に貯金をしましょう。貯蓄の第一歩は、生活費と貯蓄の口座を分けることです。

次に固定費の節約を考え、変動費も使いすぎないように「見える化」します。

やがて貯蓄額が増えたら、最初は資産の1割から投資にチャレンジしてみてください。投資をする場合は、リスクヘッジとして、必ず値動きの違う金融商品に分散することです。

これであなたも、貯金0円を脱出して、お金に好かれる家計に変われること間違いありません!

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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2017年9月29日)
※太字はMONEY VOICE編集部による

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