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次の10年、全人類の仕事を奪う人工知能(AI)に殺されないための投資術=鈴木傾城

人工知能が人間を次々と殺戮する未来が来る

人工知能は人間を凌駕する。人間の能力は人工知能と真っ向からぶつかり合っても勝てる見込みがなくなる。今後、人工知能が社会に浸透していくのが分かっているのだが、人間はその能力の限界から対抗することができないのである。

それが故に、技術を深く知る多くの識者が人工知能に対して最大限の警鐘を鳴らしている。たとえば、マイクロソフトの創始者だったビル・ゲイツは2015年1月28日にこのように言っている。

「当面、機械はわれわれのために多くのことをしてくれるはずだ。超知的にはならず、うまく管理できている場合はプラスに評価できる。しかし、数十年後には知能が強力になり、懸念をもたらす」

テスラ・モーターズの会長イーロン・マスクは人工知能を「人類文明が直面している最大のリスク」と断言し、ビル・ゲイツよりも、もっと激しい言葉で人工知能を懸念している。

「人工知能は悪魔だ。悪魔を召喚する所業に等しい。それは今すぐに規制すべきだ」

なぜ、イーロン・マスクがこれほどまで人工知能を恐れているのかというと、実は各国政府が人工知能を搭載した兵器を開発していることを知っているからだ。

人間を効率的に殺すためだけにプログラムされた人工知能搭載のマシン、通称「キラー・ロボット」を、アメリカ、イギリス、ロシア、中国、イスラエル等の国が開発している。

人工知能は感情を持たずに効率的に人間を殺すことができる。しかも正確に、迅速に、大量にそれをする。こうした完全自律型の人工知能兵器が実現すれば、やがて私たちは人工知能によって殺される未来を迎えることになる。

だから、イーロン・マスクは人工知能に規制をかけるべきだと主張しているのである。

スティーヴン・ホーキング博士もまたこのように言う。

「人工知能が人類を凌駕する程の知識や力を持ち、コントロール出来なくなる事態になりかねない」

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