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次の10年、全人類の仕事を奪う人工知能(AI)に殺されないための投資術=鈴木傾城

「QQQ」を使って激動の次世代を投資で生き残る方法

そこで私は人工知能への投資に関しては、今までとはやや異なった戦略を採ることにした。未来は読めないものだが、それでも1つだけ確実に読める部分があったからだ。

それは何か。

すなわち、全世界を覆い尽くすことになる人工知能ビジネスの覇者は、間違いなく「ナスダック市場」に存在しているという点である。

ハイテク産業の多くはナスダック市場にいる。アップルも、マイクロソフトも、グーグルも、アマゾンも、フェイスブックも、みんなナスダック市場である。

NYSEはオールド産業がひしめく市場だが、ナスダックは新興産業がひしめく市場なのだ。人工知能を制する巨人は、それがどこの企業であれ、確実に「ナスダック市場」に存在する。

しかも、現代のハイテク業界が検索はグーグル、オフィスはマイクロソフト、小売りはアマゾン、ハードはアップルと、それぞれの分野で群雄割拠しているように、未来の人工知能ビジネスも一社独占ではなく、複数のナスダック企業がそれぞれ群雄割拠している可能性が高い

そうであれば、読めない未来の中でどこか一社に勘で賭けるよりも、ナスダック市場の大手上位企業をすべて網羅したETFを1つ持って人工知能ビジネスのすべてを手に入れた方が効率が良い。

そんな都合の良いETFがある。それが「パワーシェアーズ QQQ トラスト・シリーズ1(QQQ)」と呼ばれるものだ。ナスダック市場の大手約100社を束ねたETFで、ナスダック総合指数とかなり連動するものである。

どこのハイテク企業が人工知能ビジネスを制覇したとしても、まだ知られていない人工知能ビジネス専業の企業が凄まじい時価総額を得るようになっても、この「QQQ」を持っていれば、取りこぼすことなく恩恵を受けることができる。

Next: 人工知能(AI)だけにとどまらない「QQQ」の強みとは?

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