SNSは競争途上。今後の展開から目が離せない
ここまで成長余地を検証してきましたが、もちろんリスクもあります。最大のリスクは、サービスとしてのTwitterが見向きもされなくなることです。インターネット業界は動きが激しく、昨日まで流行っていたサービスが明日には廃れているというような状況です。
Facebookは正面から衝突するサービスですし、傘下のインスタグラムは猛烈な勢いで成長しています。もしTwitterが今日なくなっても、代替サービスはいくらでもあるでしょう。
もちろん、そうならないように改善を続けています。最近では、日中韓を除く国で140文字の上限を2倍に引き上げました。しかし、これが抜本的な改善と言えるわけでもなく、今後も同じようなサービス間での競争が続くでしょう。
まもなく2017年の通期業績が発表されます。その状況や経営の方向性等も確認し、今後の投資判断について改めて考えたいと思います。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。
『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2018年1月21日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。