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なぜ安倍首相と昭恵夫人の行動は私たちをイライラさせるのか?=三宅雪子

あってはならないヤジ

総理秘書官が質問中の国会議員にヤジという、あってはならぬ、前代未聞のことが起きたのは4月11日の予算委員会。玉木雄一?議員(希望の党代表)の質疑の最中です。

総理席から2席後ろの秘書官が自席から玉木議員に向かってヤジを飛ばしたんですね。当然、予算委員会は紛糾。河村建夫委員長が速記を止めなかったのでまた紛糾です。河村委員長はとにかく何が起きてもめったの速記を止めません。いくら自民党の委員長だといっても、公平中立が建前の委員長の職務です。

玉木議員のツイッターによるとS氏(経産省出身の事務の秘書官)が、総理の後ろの席から玉木議員に向かってヤジを飛ばしたということで、その場面は審議中継で確認はできないものの、その後本人が特定され、「総理に向かって言った」という苦しい言い訳。総理に官僚や秘書官が助け船を出すときは、耳元で囁くか、メモを差し込む形でしょう。自席から総理に声をかけることなどあり得ません。本来は退場となってもいいような愚行でした。総理がマナーが悪いと周囲も悪くなるという典型的な例です。

崩壊した学級委員会のような国会

総理の自分はヤジられるのが大嫌い、でも、自分はヤジを飛ばすというダブルスタンダードはよく知られています。

そういえば、有名になった昨年の都議会議員選挙(秋葉原街頭線説)での指をさしての「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」発言ですが、私はすっかりてっきり反省されているのかと思ったのですが、甘かったです。

なんとこれも予算委員会で「選挙妨害(だった)」と言い出す始末です。組織や団体の動員はあったと聞いていませんが、安倍さんは個人があんなに集まるわけがないという思い込みから、そういうことを頻繁に言います。

選挙妨害も何も、先の衆議院選挙での「おにぎり配布」が公職選挙法違反容疑で現在地元市議が聴取を受けており、その場にいた安倍総理の責任が問われているこのタイミングで「よく言うわ」です。

今回のヤジ秘書官については、野党は責任追及の構え。結果、秘書官更迭となるのかどうかわかりませんが、少なくても予算委員会の出席は難しいでしょうね。顔は全国に拡散されてしまいました(汗)。崩壊した学級委員会のような国会ですが、これを立て直せるのは、安倍総理、1人なのです。

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三宅雪子の「こわいものしらず」』(2018年4月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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