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上値が重たくなる日経平均、上値メドは23,000円~株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ニューヨーク・ダウ 流れが変わった

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先週のレポートでは、ADラインに注目した。右肩上がりのADラインを維持することが出来れば、再び高値を窺う動きにつながる可能性があったからだ。実際には、ADラインを割り込み、一時的にはACラインをも割り込む場面もあった。
次の注目日は6月28日前後である。

A点水準:約24,800ドル
B点水準:約23,700ドル
C点水準:約24,400ドル
D点水準:約25,500ドル

今週のポイントは、このまま上値の重たい展開が続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>
BCDラインに注目した。右肩上がりのBCDラインが下値支持線になるのか否かがポイントになるからだ。BCDラインが下値支持線になるのであれば、下げ止まりから落ち着いた動きに移行することが期待できる。逆に言えば、BCDラインを割り込むと弱気が広がり、軟調な展開がより鮮明になる可能性が出てくる。場合によっては、24,000ドルを割り込む可能性もある。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。下値のメドとしては24,000ドル前後を考えたい。
上昇トレンドに転換する価格のポイントは赤丸水準の25,500ドルを終値で超えることだ。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、25,000ドルを終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。下値支持線と期待されたADラインを割り込んできた。A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯より下落に転じている。右肩下がりのACラインに絡みながら推移しているからである。

<第2シナリオ>
下げ止まりから落ち着いた動きになる可能性も残っている。下値支持線BCDラインが控えている。そして、B点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。

Next: ナスダック 上値が重たくなったか~米国市場分析

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