割安感にこだわりすぎると罠に落ちる
バリュー株投資では、割安感にこだわるあまりに、銘柄のクオリティを軽視してしまうことがあります。私もその罠に陥ることが少なくありませんし、バフェットもかつて割安ながら斜陽だった繊維企業に投資して失敗しています。
多少PERが高かったとしても、より良い企業を買ったほうが、上昇局面では大きく伸びやすいのです。このことを示すバフェットのセリフはこれでしょう。
“ そこそこの事業を割安で買うより、素晴らしい事業をそこそこの値段で買ったほうがいい ”
この考え方を持っているからこそ、株価が多少上昇したとしても売ることなく長く持っていられるのだと思います。私もその境地を目指し精進していきたいと思います。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。
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『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2018年7月25日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。