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税務調査はここまでやる。3年前の謝礼金を調べにアポなし訪問に来た=奥田雅也

先日、税務調査に入られるという体験をしたのでご紹介します。私の法人ではなく、取引先法人に対する調査で、いわゆる「反面調査」として私のところに来ました。(『奥田雅也の「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」』奥田雅也)

※本記事は有料メルマガ『奥田雅也の「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」』2018年6月27日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:奥田雅也(おくだ まさや)
事業(医業)経営に関する生命保険・損害保険活用術に精通し、過去20数年間で保険提案した法人数は2,500社以上。現在は大阪を拠点として保険代理店経営・保険営業を行うかたわら、年間60回程度の講演や、業界紙・本などの執筆、コンサルティング業務を展開中。著書に『ここから始めるドクターマーケット入門』(新日本保険新聞社)『法人保険販売の基礎』(電子版・保険社)など。

調査対象はうちではなく取引先。「反面調査」でもここでもやる…

突然、税務署から連絡が来た

先日、税務調査に入られるという体験をしたのでご紹介します。

今回の税務調査は私の法人ではなく、取引先法人に対する調査で、いわゆる「反面調査」として私のところに来ました。

この取引先法人に対して、私は過去に何件か仕事を紹介しており、その謝礼を受け取っておりました(※保険や金融関連ではありませんので、法令に触れる内容は一切ありません)。

今回、この取引先法人に税務調査が入り、色々と調べていく中で、当社に対する紹介謝礼に着目したようです。

大きな仕事を紹介したということもあり、結構まとまった金額の謝礼を受け取っていましたので、そこに目を付けたのでしょう。

「3年前の謝礼」を怪しむ調査官

ただ、ここの取引先法人とは数年前はガッツリと組んで仕事を紹介してあげただけで、その後は全く付き合いがなかったので、税務署から連絡が入った時はちょっと驚きました。

電話をして来た女性の調査官からは「平成27年から28年に掛けて株式会社◯◯から受け取られている紹介料の件についてお尋ねしたい。つきましてはじっくりとお電話でお話ができる日時をご指定ください」と言われたので、数日後を指定して終話。

後日、指定をした日時に電話をして来て、取引先企業との関係や紹介料を受け取るに至るまでの経緯をかなり詳細に質問されました。

3年前のことなので私もかなり記憶が曖昧で、覚えている範囲で答えましたが、電話をして来た調査官は納得をしていない様子が伝わって来ました。

約1時間くらい通話して終了しましたが、終わり間際に「またご連絡をさせてもらうかも知れませんが、その時はよろしくお願いします」とのこと。

調査官は「私への紹介料が架空で、支払った紹介料が何らかの形で取引先企業へ戻されているのでは?」と疑っているように感じました。

そのような事実は一切ないのですが、かなり怪しんでいるようでした。

Next: 終わったと思いきや…、調査官が遠路はるばるアポなし訪問

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