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ドル円はこのまま堅調が続くか。雇用統計を控えた展望〜各通貨ペンタゴンチャート分析=川口一晃

上昇トレンドにある米ドル/円、売りポジションへの転換点は112円60銭を割り込むかどうかにある――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新の各通貨ペア分析をお届けします。(☆ペンタゴンチャート分析<為替編>

※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2018年9月30日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

米ドル、ユーロ、豪ドル、ポンド 各通貨ペアチャート分析

米ドル/円 このまま堅調が続くか

01

先週のレポートでは、ADラインに注目した。上値抵抗線で且つ上値の節目の水準でもあったADラインを超えることが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、ADラインを超えて113円台に乗せ、真上に新しいペンタゴンが描き足された。次の注目日は10月1日前後である。

A点水準:約113円50銭
B点水準:約116円
C点水準:約110円50銭

今週のポイントは、このまま堅調な展開が続くことになるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
B点に注目したい。週明け早々にB点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。したがって、B点の時間的位置が変化日となり流れが変わるのか否かがポイントになるからだ。しかも、その時間帯にかけて高値を取りに来ているだけに、ペンタゴンのど真ん中の時間帯が注目される。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。売りポジションへの変更は、112円60銭を終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。上値抵抗線ADラインを超えてきた。E点が位置する時間帯を通過した後も値を上げている。そして、高値p点を超えてきたからである。

<第2シナリオ>
上値が重たくなる可能性もある。B点が位置する時間帯が変化日となる可能性がある。
しかも、その時間帯に高値を示現しているからである。そして、上値抵抗線BDラインも控えているからである。

ユーロ/米ドル 軟調な展開が続くのか

02

先週のレポートでは、AEラインに注目した。下値支持線となったAEラインを維持することが出来るのか否かがポイントになったからだ。維持することで堅調な展開が続くことになるからだ。実際には、AEラインを割り込み、真下のペンタゴンの中に戻ってきた。次の注目日は10月3日前後である。

A点水準:約1.17ドル
B点水準:約1.24ドル
C点水準:約1.21ドル

今週のポイントは真下のペンタゴンに戻ったことで、軟調な展開が続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>
AEラインに注目したい。
上値抵抗線になったAEラインの下方を推移している限り、上値の重たい展開が続くことになる。逆に言えば、AEラインを超えれば、堅調な展開に移行することになろう。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジションに転換した。買いポジションへの変更は、1.17ドルを終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開に移行した。右肩上がりのACラインに沿って推移をしていたのだが、そのACラインから下放れ下値支持線と期待したAEラインをも割り込んだ。また、B点が位置する時間帯より下落に転じているからである。

<第2シナリオ>
堅調な展開に移行する可能性も残っている。F点が位置する時間帯を週央に通過することで流れが変わる可能性があるからだ。しかも、先週末には下ヒゲの長いローソク足が出現している。

Next: ユーロ/円 流れが変わるのか | 豪ドル/円 反発上昇も止まる

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